無料ブログはココログ
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

旅・ヨーロッパ

2012/03/23

寒いローマで(5)街歩き

滅多に雪が降らないローマに雪が降ると、もう大変だ。
車にチェーンをつけなければならないのにチェーンがない。あっても付け方が
分からない。

でもローマは東京のようなメガロポリスじゃないので、交通機関がマヒしたとこ
ろで、頑張って歩けば主な観光名所に行くことができる。
困るのは、ローマという街が雪を想定していないので、思わぬ厄介事が起こって
しまうことだ。

Nec_0126s
(ポポロ広場)

ポポロ広場からコルソ通りに入ろうとしたら、何台かのパトカーがとまっていて、
警察官が入口を封鎖している。何か事件でも起きたんだろうかとしばらくウロウロ
していたが、結局理由が分からず、示された迂回路を通って途中からコルソに
入った。

S
(ロープを張って、人が入らないようにしている歩道)

歩道をウィンドショッピングしながら歩いていくと、頭上からドサッと水や雪の
かたまりが落ちてくる。その日は雪も雨も降っていなかったが、建物のどこかに
溜まっていた雪が溶け、まとまった水になって降ってくるのだ。もちろん雪の
カケラも落ちてくる。

東京のビル壁面は平らだから、屋上やベランダに雪が積もることはあっても、
こういう落ち方はしない。ローマ旧市街の建物は複雑な造りなので、雪の溜り方も
溶け方や落ち方も複雑になってしまうのだろう。

S_2

歩道を歩けないから、コルソ通りは「歩行者天国」になっていた。あの広場の
取り締まりは、車を入れないためなのだろうと、その時気づいたのだった。
でも車道を歩いても楽しくないし、お店もお客さんを呼び込むことが出来なくて
儲からない。そんなわけで、落雪を警戒しながらも、けっきょくは歩道を歩く
ようになるのだ。

悪天候のときでも、日本の主要都市だったら地下街やショッピングモールのような
便利な場所があるので、買物や食事に不自由しない。
東京ほどではないが、ローマにもそういう場所がある。
テルミニ駅はローマでは珍しくさまざまなお店が集まっているところだし、少し郊外
に行くと「チネチッタ2」という普通のショッピングモールもある。

S_3

今回の旅行では、思わぬ寒波で外歩きが辛かったので、以前にも買物に行った
ことのある「チネチッタ2」まで行って、長時間コーヒーショップでうたたね
していた。ここには気楽に休めるカフェだけでなく、ブティックもスーパーマー
ケットもある。日曜日もオープンしているので、いろいろ買物したい観光客にも
重宝する場所だと思う。

最寄りの地下鉄駅はA線「Subaugusta」かもう一つテルミニ寄りの駅で、そこから
5分くらい歩く。日本のショッピングモールなら地下鉄駅に直結しているのにと、
寒さで体調不良の私はぶつぶつ文句を言うのだった。

この「Subaugusta」からは、前に書いた水道橋まで徒歩30分くらいで行ける。
お天気が良かったらショッピングモールで時間をつぶすより、ジョギングコース
にもなっている水道橋辺りを散策したかったわ。

次回の旅はぜひ季節を選びたいものだ。

2012/03/18

寒いローマで(4)教会めぐり

あさいちばんで「トラステベレ」に行った。
トラステベレは、ローマ中心部から少し離れたテベレ川対岸にあり、下町の雰囲気
漂う地域だ。いつもテルミニ近くに泊まる私なので、行きたいと思いつつ、つい
行きそびれてしまう地域でもある。

S

でも今回は寒くて長時間の街歩きができなかったので、バスの車窓ごしに市内
見学しながらトラステベレまで行くことにしたのだ。

S_6

トラステベレ地区は夕方から夜にかけて賑わうので、午前中は観光客の姿も住民の
姿もあまり見かけない。
観光客や移民でざわついているテルミニ周辺と違って、ここは昔ながらのローマが
残っているような気がする。

S_7

トラステベレでは安くて美味しいお料理を食べるのがいちばんだ。
昔から美味しいピッツェリアが多い地域だった。
体調の良いときに来て、ランチをお腹いっぱい食べたかったな~。

バス停から徒歩5分ほどの場所に「サンタマリア・イン・トラステベレ教会」が
ある。この辺りではいちばんの観光名所だ。

S_2

この教会はローマで最初の教会堂だが12世紀に建て直された。
どこの教会もそうだが、堂内には太い花崗岩の円柱が林立している。よく見ると、
この柱の太さやデザインが違っている。同じ建築家がわざわざ違う設計したとは
思えない。統一感がないからだ。

じつはこれらの柱は、他の遺跡から持ってきた、いわばリサイクルされたもの。
ルネサンス以前の人々にとって古代遺跡は資材置き場のようなもので、それらを
再利用することに何の抵抗もなかったらしい。

S_3

教会前の小さな広場をはさんだ向い側に有名レストラン「サバティーニ」がある。
1回か2回食事したことがある。もちろん勤め先の支払で。

大寒波に見舞われたローマの街歩きは体力を消耗する。東京でも北京でも手袋を
しなかったのに、ローマでは手袋が手放せなかった。寒さに耐えかねると近くの
教会に飛び込んで、お祈りする椅子にすわってひと休みした。

もちろん寒さしのぎに入った教会ばかりじゃない。カラヴァッジョの絵画がある
教会など目的があって行った教会もある。タダで名画を見せていただくのは申し訳
ないので、寄付のつもりで絵葉書を買ったりした。

そのなかのひとつ「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」は、私が行くといつも
閉まっていた。どうやら開いている時間が決まっているようなので、午前中早めの
時間帯に行ってやっと入ることができた。

ところが祭壇すぐ脇の礼拝堂にかけられているはずのカラヴァッジョの絵がない。
絵が掲げられていた壁にはむきだしの板と「モスクワのプーシキン美術館に貸出
中」というメモ書きがあるだけだった。

三回も来てやっと入ることが出来たというのにガッカリだわ。
それにしてもカラヴァッジョは貸し出されることが多い。礼拝堂の壁から剥がして
貸出すなんて、教会は相当のお金を積まれたのかしら。

S_8
(サンタ・マリア・マジョーレ教会)

S_4
(多分、サンタ・マリア・マジョーレ教会。天井画を鏡に映している)

S_5

教会とひとくちに言っても建築様式はさまざまだ。

2012/03/13

寒いローマで(3)美術館がいちばん

第一目的にしていた「エトルリアの町と遺跡」に行けなくなったので、代わりに
ローマにある「ヴィラ・ジュリア・エトルスコ国立博物館 」
(Museo Nazionale Etrusco di Villa Giulia)
に行くことにした。

「ヴィラ・ジュリア・エトルスコ国立博物館 」は、もともとは法王ユリウス3世の
別荘だった建物で、世界最大のエトルリア美術館として再スタートした。

現代美術館の建物も一見の価値があるが、もと別荘やもと宮殿の美術館は
王侯貴族文化の総合芸術を見るようだ。

S
(ヴィラ・ジュリア宮殿の回廊の天井画)

この建物は広大なボルゲーゼ公園の一角にある。近くには白亜の神殿のような
国立近代美術館があるし、もっと近くには日本文化会館がある。

ずっと昔、ローマに住んでいたころ、図書を借りに時々日本文化会館に行った。
かなり長時間バスに乗ったので遠いという記憶があるが、(日本文化会館の場所が
変わっていなければ‥だけど)それは私がいつもスペイン階段方面からボルゲーゼ
公園に入るからだろう。そうするとヴィラ・ジュリアはかなり離れたところに
なるのだ。

ガイドブックに書いてあったヴァチカン近くの地下鉄駅から路面電車に乗った。
でもどの辺りか分からなかったので、ボルゲーゼ公園に入ったところで電車を
降り、近くを歩いていた人に場所を聞いて少し歩いた。

お天気が良ければ、ボルゲーゼ公園をウォーキングする最高の機会だったのだが、
雪は降っていないものの気温は低く、体調も悪く、ヴィラ・ジュリアを見つけ出す
だけで精一杯だった。せっかくここまで来たのに、惜しいなあ。

S_2
(ヴィラ・ジュリアの中庭)

エトルスコ博物館の展示品は膨大な数で、歩いているだけで疲れてしまう。
大雑把にエトルリアの文化をつかめればいいんじゃないかと、ほとんど流して
見ていた。荒野に点在するエトルリア人のお墓「ネクロポリ」の写真のパネルが
良かったわ。

エトルリア美術といえば出てくる「夫婦の棺」もここの所蔵品だった。

S_3
(写真を撮っていたら係員にダメと言われた。そんなわけで、これ1枚のみ)

エトルリアは当時としては珍しい男女同権の社会だったという。また死後の世界
というものを信じていて、死を怖れることはなかった。でも時代が進むにつれ、
次第に死を忌み嫌うようになったという。

宮殿美術館といえば、ローマの中心部にある「ドーリア・パンフィーリ美術館」
にも行ってきた。帰国当日、フライトが夜7時過ぎで時間はたっぷりあったので、
寒かったけれど頑張って足を運んだ。

S_5
(ドーリア・パンフィーリ宮殿の中庭)

ここにはカラヴァッジョの3作品がある。特に「エジプトへの避難途中の休息」の
なかに描かれている幼子は、本当に愛らしくていつまでも見ていたくなる。
あの乱暴狼藉者のカラバッジョが、どうしてこんなに愛らしい幼子を描けるのか、
凡人の私に天才は理解できない。

S_4

この美術館の入口で年配の日本人女性にあった。ツアーでローマに来たが、今日は
雪の予報なのでめぼしいミュージアムはみんな閉まっている。唯一開いている
この美術館に添乗員さんに連れて来てもらったが、入口が分からずウロウロして
いたのだという。

私が「寒いですね」と言うと、その人一瞬沈黙して「どちらからですか?」と
聞く。「え?ああ、私は東京です」と答えたら、「私は札幌なんですよ」と、
「こんなの寒いうちに入らない」とでも言いたげだった。
国土がデッカイわけでもないのに、日本は多様性に富んだ国だな~。

それにしてもローマ市当局は観光客をもっと大事にして欲しいものだ。
雪の予報と言ったってまだ降っているわけじゃないし、現にバスも地下鉄も動いて
いる。街角では観光客が寒さに震えながら地図を開いているのだ。もう二度と
ローマに来られない観光客だっているのだから、ミュージアムくらい開けてよ。

2012/03/10

古代ローマはコンクリート造り

金曜日のBSプレミアム「世界遺産 時を刻む」は、古代の土木技術がテーマ
だった。メインで取り上げられたのは古代ローマ。それまで土木建築は石造りが
中心だったが、古代ローマはコンクリートを使って壮大な建造物をつぎつぎと
誕生させた。

イタリアは日本と同じく火山列島だが、その火山からふる火山灰を利用して、
最初にセメントを作ったのがエトルリア人だ。

ここでちょっと脱線‥‥

 《エトルリア(Etruria)は、紀元前8世紀から紀元前1世紀ごろにイタリア半島
中部にあった都市国家群。各都市国家は宗教・言語などの面で共通点があり、
統一国家を形成することはなかったものの、12都市連盟と呼ばれゆるやかな
連合を形成し、祭司・軍事で協力することもあった。
当時としては高い建築技術を持ち、その技術は都市国家ローマの建設にも
活かされた。王政ローマの7人の王の最後の3人はエトルリア系である》 
  (以上、Wikipedia より)

(ちなみに、今回の旅の第一目的が「エトルリアの遺跡」を見ることだったのだが、
寒波と体調不良で実現できずに終わった。文句を言っても仕方ないので、次回の
お楽しみということにしよう)

S
(ローマ市民の娯楽のために造られたコロッセオ)

そのエトルリアのセメントからコンクリートを作り、壮大な土木工事を行ったのが
古代ローマ人だった。
コンクリートは材料運搬が簡単で、自由に形を作ることができ、熟練工でなくても
使うことができる。コンクリートは固まるのが早いので、工事期間も短くてすむ。

古代ローマの皇帝たちは、人心を掌握するため、また領土を広げ確保するため、
つぎつぎと今に残る巨大モニュメントを建造していった。

S_8

番組ではまずローマ市中心部に残る地下水道を紹介していた。
トレビの泉に水を供給しているヴィルゴ水道は、BC19年から現在まで使われ
続けているローマで唯一の水道で、地下24mのところに約20kmに渡って
澄んだ水が流れている。1km進むごとに34cmの傾斜をつけ、スムーズに水を
流す工夫がされている。

1人当たり1日の水供給量は、現代の東京より古代ローマのほうが3倍以上も
多かったらしい。しょっちゅうお風呂に入っていたんでしょうねぇ。

S_2
(有名な蜂の噴水)

ローマにはたくさんの噴水や泉がある。噴水を探しながらローマ散歩するのも
楽しいんじゃないかしら。

S_3
(松ぼっくり?)

S_4
(ちょっと寒そう)

S_5

ローマの地下鉄駅から徒歩で行ける水道橋にも行ってきた。

S_6

近くには (徒歩30分くらい) ショッピングモールもあるが、水道橋の
周囲の野原では羊が放牧されていてのどかだった。

S_7

古代ローマの建築群のなかでも最高傑作といわれるのが「パンテオン」だ。
全体の8割にコンクリートが使われ、8年で完成した。鉄筋を使わずにこれほどの
建物を造るのは、現代でも至難の技といわれている。

パンテオンは古代ローマの神々を祭った神殿で、ぽっかりと広がるドーム空間には
天井の天窓から自然光が入ってくる。いつも「不思議な建物だな~」と見上げて
いる。パンテオンは、私がいちばん好きなローマの建築物だ。

2012/03/03

寒いローマで(2)現代美術館

26年ぶりの寒波におそわれたローマ、しばらくはこの天候が続きそうな気配で、
私の体調も回復しそうになかった。

旅先のホテルや宿の朝食は、それがどんなシンプルなものでも楽しみなものだが、
今回ばかりは朝のコーヒーも美味しくないし、ハムやチーズももぐもぐ口を動かす
だけで、味ってものがしない。だいぶ重症だ。

滞在3日目あたりで、目的だったエトルリア遺跡を諦めた。
その代わりにどう過ごそうかと、最新版「歩き方」のページをパラパラめくって
目をつけたのが、トップページに大きく載っている「新オープンの美術館を訪ねて
みよう!」というグラビア記事だった。

「ローマ現代美術館」MACRO(Museo d’Arte Contemporanea Roma)
「イタリア国立21世紀美術館」
MAXXI(Museo Nazionale Delle Arti del XXI Secolo)

「カルロ・ビロッティ美術館」
「プロパガンダ・フィーデ伝道博物館」

あとの二つのミュージアムのほうが行きやすいけれど、興味がわくのは最初の
ふたつの現代美術館だ。というわけで2日間に分けて、午前中はそこらへんを
ぶらつき午後は現代美術館に行くことにした。

最初に行ったのは「イタリア国立21世紀美術館」
ポポロ広場近くから路面電車に乗る。(「歩き方」通りに行くと迷う可能性あり)

S

この美術館はイタリア初の国立現代美術館で、壮大な建物は著名な建築家による
ものとか。この建物だけでも行って見る価値はありそうだ。まだ出来たばかり
らしく、レストランはなかったが、ロビー片隅のカフェコーナーでコーヒー飲ん
だり、大きいソファに横になったりして「あ~ラクチン」としばし寒さを忘れる
ことができたのだった。

S_2

肝心の展示作品だが、会場に入ってすぐのところにビデオの部屋があり、そこで
なんと日本の「軍艦島の映像」が流れていた。

S_3

もちろんアート作品だから、ただ景色を映しただけではないが、軍艦島の現状は
いちどニュースか何かで目にしたことがあるだけなので、とても印象深かった。
去っていった住民の生活の痕跡がそのまま残されていて、それがこの島をいっそう
凄みのあるものにしていた。

「元住民のブログ」‥‥(住んだことがないのに郷愁を誘われます)

その会場には「ゴミなど廃棄物」の写真が展示されていた。「現代文明の負の
部分」がテーマだったのかな。

Nec_0161s

翌日は「ローマ現代美術館」に行った。
こちらで楽しみにしていたのは、じつはレストランだ。ビュッフェランチがあると
ガイドブックに書いてある。食欲不振であまり多く食べられない私は、ビュッフェ
スタイルというのが有難い。ふつう「食べ放題」といえば「沢山食べる」を連想
するだろうが、私なんぞ「少量ずつ色んなお料理を食べられる」ほうのメリットを
考える。

着いてすぐ最上階のレストランに行ったら、開くのは午後1時からだった。
仕方なく美術館の展示作品を見ることにする。カウンターのスタッフが「今は
ほとんどの会場が閉まっていて、2ヶ所しか見られないけどいいか?」と聞いて
くる。まあ仕方ない、現代美術なんて沢山見てもどうせ訳がわからないんだから、
それで十分だわ。

Nec_0157s

でもたしかに入場料払う価値なかったな。1階の体育館のようにデッカイ会場
には、遊園地の観覧車のような(たくさんの椅子が放射状になってグルグル廻る
やつ)作品があって、スタッフが二人ヒマそうにぶらぶらしていた。私が入って
いくとスタッフがひとり近づいてきて「座って廻ってみませんか?」という。

「えっ、とんでもない。わたしゃ見世物じゃないよ。ひとりでこんなのに乗って
どうするの」‥‥と心の中で思って、ジェスチャーでお断りして、サッサとその
部屋を出たのだった。だから現代美術は訳がわからないって言うのよ。でも子供
だったら大喜びするかもね。

S_4

やっと午後1時になり、屋上の雪を踏みながら広々と明るいレストランに入った。
一番乗り。まだ出来ていないお料理もあったけど、サラダの野菜がいろいろあって
嬉しかった。オープンしてすぐに近隣の住人か勤め人だろうか、つぎつぎとお客が
入ってきた。
ランチ15ユーロ。もっと体調が良いときに来たかったが、それでも満足のいく食事
ができた。ここはオススメです。

S_5

この美術館のもうひとつのオススメがトイレだ。(ショップもセンスよい品々が
あったけど)鏡張りになっていて、若いお嬢さんたちがキャーキャー騒いでいた。

S_6

手を洗う場所は白になったり赤になったりする。両隅の黒い模様のような場所
から、手を乾かす風が吹き出る。(赤の写真は、現地からの書き込みにあります)

MACROは美術品展示以外に見どころがあった。入場料損しちゃったなあ。

2012/02/29

寒いローマで(1)

旅の基本要件は移動のアシと泊まるところだ。
ホテルはいつもネットで探すが、移動に便利なテルミニ周辺になることが多い。

今回は「鉄道or地下鉄&バス」で郊外のエトルリアの遺跡を行く予定だったし、
ナポリにも行きたいと思っていたので、テルミニに近いことがホテル探しの必須
条件だった。

けっきょく、寒くて暗い夕方にホテル探しをするのは負担なので、前回泊まった
ホテルにした。「YesHotel」5泊340ユーロ(朝食つき、税・サービス料込み)
BOOKING.COMで予約。

S

荷物置き場もない狭い部屋だが、サニタリーは真新しく清潔で、ベッドも広めの
セミダブル。ホテル代が高いローマなので、これで満足しなくちゃね。
エアコン、空のミニ冷蔵庫、金庫つき。いちおう三ツ星。

S_2
(金庫の説明が9ヶ国語で書いてある。右下が日本語。アラビア語(?)もある)

遠出をするつもりでテルミニ近くのホテルにしたのだが、1日目から体調は最悪で
ナポリ行きはすぐ諦めた。ローマは雪が降っていたし、天気予報ではナポリも
かなり寒そうなのだ。とても観光に行けるような状況ではなかった。

3日目か4日目にお天気が良くなって、私の体調も回復したら、エトルリア遺跡
には行けるかもしれない。それを期待して、2日目はとくに目的を立てず、雪の
ローマを歩いてみることにした。

4s
(人影少ないスペイン階段)

S_3

観光客たち(右隅)が身を乗り出してフォロ・ロマーノを見下ろしていた。

こんなとき便利なのが「ワンデーチケット(1日券)」(4ユーロ)だ。
地下鉄、バス、路面電車が1日中乗り放題なので、街歩きしをして寒さに耐え
られなくなったら、バスに飛び乗りローマ市内をぼんやり眺めていられる。

S_4

Presepios

まだPresepio飾っている教会があった。

S_5

テベレ川にかかる橋をムリして渡って、体調がますますヒドクなってしまった。
これ以上うろついたら必ず寝込むと思ったので、やってきたバスに乗り、見覚えの
あるピラミッドで地下鉄に乗換えてテルミニに戻った。どこからでも1~2回の
乗換でテルミニに戻ることができる。やっぱり便利だ。

Nec_0113s
(ピンボケ写真)

テルミニのスーパーマーケットで地元のワイン「エスト!エスト!エスト!」を
買い、ピザとお惣菜も買ってホテルで食べた。でもせっかく買ったワインが飲め
たのはこの晩だけ。日ごとに食欲がなくなって、ワインも飲む気がしなくなった。

2012/02/25

エアチャイナで北京からローマへ

北京に2泊し3日目、エアポートエクスプレスで北京空港ターミナル3に向った。
エア・チャイナのローマ行きは、空いているかと思ったのに、春節土産を手にした
中国人でいっぱいだった。観光客というよりローマ在住の中国人のようだ。

インターネットで予約するとき、エキストラミールを選べるようになっていた
ので、ものは試しとばかり往復とも「低カロリー食」「低コレステロール食」を
リクエストした。あまり当てにしていなかったが、食事の時間が来るとパーサーが
「エキストラミールですね?」と確認にやってきた。

Ss

最初の食事はそこそこ美味しかったけれど(↑)、その後どんどん体調が悪く
なって、ほとんど食べられなくなってしまった。普通のミールでも不味かった
かもしれないが、低カロリー食はまさしく粗食って感じ。
まあどちらにしても食べられなかっただろうけど。

北京からローマまで11時間。東京からの直行便より乗っている時間が少ないが、
体調が悪かったのでジッとしているのは辛かった。ローマ在住の友人は日本に
来るときアエロフロートを利用するという。途中モスクワで降りるので、ひと息
つけるんだとか。でも東京からモスクワまででも、かなりあるんじゃないかしら。
中央アジアあたりでストップオーバーして、ヨーロッパに行けたらいいんだけど。

Ss_2
(レオナルド・だ・ヴィンチ空港という立派な名称のローマの空港。偉大なご先祖
さまの遺産で暮らしている現代のローマ人‥^^;)

それでもとにかくローマに到着。乗客たちは長い通路を足早にイミグレに向う。
三ヶ所のイミグレ窓口はあっという間に中国人たちの長い行列ができた。
そしてこの行列がなかなか進まない。ひとりひとりに時間がかかっているようだ。
1時間くらいたってやっと私の番がきた。係官はチラッとパスポートを見て「こん
にちは!」と日本語で言って、10秒もかからずにOKとなった。

イミグレの外に出ると、「HIS」のボードを手にしたイタリア人が近づいて
きた。待っている日本人がまだ出てこないらしい。エア・チャイナを利用して
ヨーロッパに来る日本人もけっこういるんだろうな。安いからね。

日本人にはフレンドリーなイタリア人だが、中国人にはかなりシビアな態度の
ように感じる。イタリア人は中国人をどう見ているんだろう。

S
(テルミニ)

私は前回も今回もテルミニ東側のホテルに泊まった。この辺りには個人向けの
小さいホテルがたくさんある。それに比べて、テルミニ西側、サンタ・マリア・
マジョーレのある一帯は外国移民が多く住んでいて、とくに最近は中国人の進出が
めざましく、まさに中華街のようになっているのだとか。

中華街が出来ているのなら中華料理でも食べようかとうろついてみたが、表向きは
それほど中国色は強くなかった。中華料理店も目立つほどはなかった。
他のビジネスをやっているのかしら。

商売をやれば当然お金が動く。中国人同士が裏社会で現金取引する。当然税金など
払わない。ここまで書いて「えっ、これってイタリア人そっくりじゃないの」と
思わず呟いてしまう私だった。地縁・血縁でかたく結ばれ、コネや賄賂がものを
いう社会。裏社会でのお互いの駆け引きや争いも多そうだ。

本当にイタリア人と中国人は共通点が多い。
似たもの同士だから、余計にイタリア人は中国人が目障りなのかもしれない。

多額の現金を持っていれば当然ながら強盗に狙われる。それでなくても世界に
名だたる泥棒都市なのだ、ローマは。
中国人が犯罪を起こすというより、中国人を狙った犯罪が多発しているというのが
実情のようだ。

中国人に限らず増え続ける移民たちは、さまざまな仕事に従事している。
ローマ在住の友人によると、今じゃイタリア人が作っているイタリアレストラン
なんて壊滅状態なんだとか。その時代ごとにローマにやってくる移民がコックに
なってイタリア料理をつくる。現在はインド人が多いらしい。

昔からローマには外国料理店が少なかった。中華料理店も日本料理店も数える
ほどしかなかった。今もそんなに多いとは思えない。でも圧倒的多数を占める
イタリア料理店の料理人が外国人なら、間接的に世界各国料理を食べているような
ものか。

Ss_3

私がローマにいた頃からある中国料理店の看板(↑)を見つけた。
当時はたいしたお店じゃなかったけれど、ずっと何十年もお店が続いていたなんて、
見直したわ。

Ss_4

北京からローマ、中国からイタリアへ直接来ると、両国経済の勢いの違いを肌で
感じる。北京空港の第3ターミナル(↑)があまりにも巨大で近代的でハデなので、
ローマのフィミチーノ空港が何だかみすぼらしく見えてしまう。

Ss_5
(みぞれ降るなか、やっと来たレオナルドエクスプレス)

空港とテルミニを結ぶ鉄道「レオナルドエクスプレス」や地下鉄の車輌のなかには
最新のモニターをそなえたものもあった。でもどんな最新の設備もすぐボロに
してしまうイタリア人のことだから、この快適さも風前の灯だろうなあ。

Ss_6
(レオナルドエクスプレスの車内。これなんか真新しくてキレイ)

2012/02/10

お天気には勝てない

第一目的だったエトルリアの遺跡に行けなかったので、ロ-マにある博物館に行ってきました。面白い人達です、エトルリア人。
rps20120209_150549.jpg
カフェでサンドイッチとコ-ヒ-を注文し、寒いのでホットミルクも頼みました。
rps20120209_150445.jpg
午後から水道橋を見に行き、この近くのシヨッピングモ-ルで休みました。
rps20120209_150312.jpg

今日夜の便で、北京経由帰国します。今あさ6時、ニュースは毎日毎日寒波のことばかり。それでも今日はオバマさんと首相との会談を取り上げていました。さっきは日本の豪雪の様子も放映していました。

ところで、スマホの時刻表示は何もしなくても現地の時刻になるんですね。これは便利だと思いました。



2012/02/09

寒いロ-マ

コメントありがとうございます。
無料wifiできる狭いロビーでアクセスしているので、RESは帰国してから書きますね。日本と簡単につながるなんて、インターネットはありがたいものです。
風邪が治りませんが、ホテルで寝てばかりもいられないので、おととい
午前中はカラヴァジョを見に教会めぐり、午後は寒さしのぎでイタリア初の国立現代美術館に行きました。
rps20120207_144049.jpg
これがなかなか良かったです。日本の軍艦島の映像やっていました。
昨日はロ-マ現代美術館に行ってきました。ここはレストランとトイレが良かったです。入館料払う必要なかったわ。
rps20120208_175948.jpg
トイレの手を洗うところは、赤になったり白になったりします。すごく凝ったトイレです。詳しくは帰国してから。



2012/02/07

ロ-マは雪

ロ-マに着いたら雪が積もっていてビックリした。寒波に追いかけられている私。ホテルの前こんな状況。
rps20120207_033558.jpg
雪景色のロ-マを撮ろうと出かけたら体調不良になって、昨日は午後3時からずっと寝ていた。計画はだいぶ狂いそうだけど、臨機応変にやるしかないわ。
rps20120207_034850.jpg



より以前の記事一覧