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2011/09/11

西湖の堤

杭州西湖は今年6月に「世界文化景観遺産」に登録された。
「自然遺産」でもなく「文化遺産」でもなく「文化景観」という複合遺産になった
のは、西湖が単なる美しい湖ではなく、長い歴史のなかで整備され文化を築いて
きたからだろう。

Photo_2
(ANAの資料より)

西湖には二つの堤がある。822年に詩人白居易(日本で白楽天として知られて
いる)が築いた「白堤」(1km)と、1089 年にやはり詩人、書家として有名な
蘇東坡が築いた「蘇堤」(2.8km)だ。

蘇東坡が知事として杭州に赴任したとき、西湖の半分が泥に埋まっていた。
蘇東坡は20万人の人を集め、西湖の泥をさらい、その土を盛って蘇堤を築いた。
これにより西湖は蘇り、この堤は蘇堤と呼ばれるようになった。

千年以上に渡り人の手で整備し続け、また多くの詩人芸術家がその美しさを称え、
それを伝え聞いた人々が憧れを抱きつづけた西湖は、自然というより文化の側面が
強い世界遺産なのだ。

とくに「蘇堤」は「西湖の堤」として日本の大名庭園にも取り入れられ、憧れの
対象になっていたようだ。(岩国の錦帯橋のモデルも蘇堤)

Photo
(小石川後楽園の西湖の堤)

この「ブログ」に西湖の堤の説明が載っていた。

NHK「美の壷」(大名庭園)にもあった。

S

杭州最終日、フライトがお昼過ぎなので午前中に「雷峰塔」に行った。
HANAさんの旅行記に、西湖全体が見渡せて良かったと書いてあったので、ぜひ
行きたいと思っていたのだ。「お目当て」は西湖の堤「蘇堤」全体を見ること。

S_2
(左手に見えるのが緑の並木道がつづく蘇堤)

台風が来たら断念しなければならなかったが、幸いなことに進路がそれて、この
日は多少もやっているけど良いお天気だった。

S_3
(電動カートで蘇堤を行く)

江戸時代の大名が思い描くだけだった西湖の堤を、身分は比べようも無い庶民の
私がすいすい渡っていく。ま、良い時代に生まれたと感謝すべきでしょうね。

S_4
(かなたに堤にかかる橋が見える)

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コメント

2007年の11月にツアーで行った西湖、遊覧船は乗った記憶は残ってるのですけど。
たぶん杭州には半日程度の滞在だったんだろうと思います。
今回TMさんの記事で蘇堤のこともよくわかりました。
駆け足の旅の記録、よかったら見てください。
http://blog.goo.ne.jp/goo3820/e/c1bec6ad5deb8c198ebcde366c5893f1

うららさん、ブログの旅行記を拝見しました。
ちょっと霞んでいたようですけど、西湖は四季折々どんな天候でも風情がある、まさに伝説の美女西施のような湖なんでしょうね。

西湖は季節だけでなく一日のうちでもくるくる表情が変化するようです。今年行ったとき、台風の余波もあって、いきなり土砂降りの雨になることが何度もありました。すると湖面が荒海のようになって、湖岸の景色がまったく見えなくなるんです。やがて少しずつ対岸が輪郭を現し、雨が上がるとまた明るい空がのぞきます。

美女はやっぱり気まぐれなんですねhappy01

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