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2010/10/24

京都の長谷川等伯

喫茶店でたっぷりモーニングサービスを食べたので、ケガのショックも何とか
おさまった。そこで今回の京都行きのきっかけとなった「長谷川等伯筆、山水図襖
全32面デジタル複製画」のある「高台寺・圓徳院」に行くことにした。

S

図襖の公開は12月8日までなので、これはぜひ見なくちゃと、延期していた
京都行きを実行することにしたのだ。

原画を自然のままにしておいたら、年月とともに劣化がすすみ、当初の
作品の魅力がわからなってしまう。鑑賞するのも遠くから遠慮がちになって、
作品がよく見えないということになる。でも複製画なら安心してじっくりと鑑賞
することができる。

これからは日本が誇る最先端技術を駆使して、もっと気楽に文化財や芸術作品に
触れられるようにして欲しい。徳島の「大塚国際美術館」(陶板名画)みたいに。

複製された襖は筆の跡も鮮明で、「原画以上に素晴らしい出来」と言われるのも
わかる。下絵もデザインも考えず即興で描いた画を眺めていると、等伯の並々
ならぬ能力と自信を思い知らされる。

S_2

ここではお抹茶をいただくことも出来るが、このあと智積院に行く予定なので
ゆっくりする時間がなかった。今回は(今回も‥^^;)忙しすぎたわ。

S_3

「智積院」は亡き父が毎年訪れていたお寺だ。戦争当時の上官がこのお寺の管長を
されていたとき、毎年ここで戦友会が開かれていた。(その管長さんがくださった
書があるが、いちおう表装して桐箱に入れてあるけれどずっと押入れの奥にしまい
こんだままだ)

そんなご縁もあって何度か智積院に来たことはあるが、その頃は長谷川等伯に
ついての知識がなかったので、このお寺に納められている「国宝障壁画」を見る
ことはなかった。
没後400年を記念して開催された大規模な「長谷川等伯展」で障壁画の何点かは
お目にかかれたが、等伯の作品とともに息子久蔵が描いた「桜図」もぜひ見た
かったので、お昼ご飯をパスしても智積院に立ち寄ろうと思っていた。

S_4

国宝障壁画はこんな(↑)建物の中にある。入館者は少なく、じっくりと目の前で
鑑賞できた。

S_5

そのあとでお庭に行くと、大広間には障壁画の複製が設置されていた。(↑)
女性グループを案内していたお坊さんが「本物よりこちらのほうが綺麗だと言う
人もいるんですよ」と話す。たしかに色彩鮮やかで、原画のあとでこちらを見ると
何だか派手すぎる気がする。描いた当初はこんな煌びやかものだったのかしら。

S_6

境内は広々として静かだった。ここは宿坊もあるので、いちど泊まってみたい。

関係ないけど、等伯のゆるキャラ「とうはくくん」を見つけた。昨今はどこも
かしこも「ゆるキャラ」だわね。そのうちに我が住まいのある墨田区も「北斎
くん」なんてのを作るかもしれない。

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コメント

TMさんのブログで長谷川等伯を初めて知り、今年の春没後400年展を見ました。
松林図だったか、ほんと見事でした。
ライバルだった狩野家は習いましたが、等伯は知らなかったのでした。
高台寺も智積院も遠足で連れて行ってくれるようなお寺ではないので、今までご縁がありませんでした。
なまじっか京都は近いので、そのうち行こうという感じでしたが、そろそろ行動おこさないと時間なくなりますねぇ。

うららさん、私も松林図がいちばん好きで、その風景があるというので能登七尾にまで足を延ばしたんです。でも残念ながら、松林を見ることはできませんでした。

智積院の障壁画は、松林図とは対照的に煌びやかで豪華な作品です。
まったく異なる画を思うままに描き分けられるなんて、やっぱり天才ですね。

智積院では、息子久蔵の桜図をぜひ見たかったんです。
等伯が創業者らしい野心のあるイメージなら、久蔵は二代目らしく優しい印象でした。父に負けず劣らず才能があったという久蔵の急逝を、等伯はさぞ悲しんだことでしょう。その哀しみが松林図になったのですから、芸術家にはやっぱり逆境が必要なんですね。

ろうまさん、長谷川等伯の絵の追っかけの旅ですね。

私もこの特別公開見てみたいです。
障壁画というのはその空間の構成を考えたり絵を描くという技術力が要りますから、やはり天才画家たちが腕をふるって描いたその空間を見てみたいです。教会にある絵のように、美術館にあるのとではやはり違うと思うのですよ。
来週研修会で京都に行くのですが、朝から夕方までスケジュールがびっしりでどうもついでに行くのは無理みたい。別にまた考えたいと思います。

先日東京で用事があって僅かな時間があったので、日本橋にある三井記念美術館の円山応挙展を見てきました。
http://www.mitsui-museum.jp/index.html
なかなか素晴らしかったです。空いているのも良かった(*^_^*)
もし時間があればぜひどうぞ。

先月応挙寺(大乗寺http://www.daijyoji.or.jp/main/index.html)
に行ってきたばかりです。好きな絵を見ていると心落ち着きます。

HANAさん、円山応挙については以前にもHANAさんからお聞きしたように思います。三井記念美術館はまだ行ったことがないので、ぜひ円山応挙展を見に行きます。

日本橋は、近いわりにはあまり行かないんです。
ちょっと交通の便がよくないし、東京駅から歩くときは、立ち寄りスポットの多い丸の内~有楽町方面になってしまいます。でも美術鑑賞をかねて、久々に日本橋をウォーキングしてきたいわ。

日本橋は地盤沈下気味なので、何とか活気を取り戻そうと、何らかのプランが進められているようです。そのへんも見たきたいと思います。

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