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2009/03/15

ブダペスト散策(西洋美術館)

「ドナウの真珠」といわれるブダペストには、街の中にいくつもの世界遺産が
ある。「世界遺産見学とともに市内を散策する」のが、個人旅行ならではの
楽しみ方じゃないかしら。

ブダペスト市内の世界遺産は「王宮の丘」(ブダ地区)、「ドナウ両岸」それから
歴史的建築物が建ち並ぶ「アンドラーシ通り」(ペスト地区)で、アンドラーシ
通りの下を世界で二番目の地下鉄「M1」が走っている。

Img_1978s
(アンドラーシ通り)
Img_1979s

このアンドラーシ通りの行き止まりが広大な英雄広場で、広場の両側には現代
美術館と西洋美術館が建っている。両方とも威風堂々とした建築物だ。

Img_1988s

開館時間の10時少し前に「西洋美術館」に行ったら、入口ゲート前には小学生の
グループがいただけだった。このバカでかい美術館に、たったこれだけの入館者
じゃ、貸切状態だろうな~。お風呂の貸切は大歓迎だけど、ミュージアムの貸切は
あまり嬉しくない。何人ものスタッフがヒマそうにぶらぶらしている展示室を、
たった一人で鑑賞するのは、気分的に落ち着かないもの。

まあそれでも「歩き方」に載っている美術館見取り図の1階、2階(現地では0階
1階)は、ポツポツだけれど人がいた。ところが2階から上にも展示室があるよう
なので階段を上がってみると、フロアのほんの一部だけど展示室があって、そこは
完全に開店休業状態だった。

Img_2200s

もらったパンフを見ると、1階フロアの図の上の方にちょっとだけ2階(日本では
3階)の表示がある。エレベータホールをはさんで二ヶ所に別れていて、階段から
あがると左側の部屋に行くようになっている。

ざっと見学して下に行こうとしたら、スタッフの女性が「扉の向こうにもう一ヶ所
展示室がある。そこにレンブラントがあるから是非見て行きなさい」と、部屋の
突き当たりのドアを指差して一所懸命説明してくれるのだ。

「この扉の向こう?展示室があるのなら、扉は開けておくとか、この先展示室と
書いておくとか、分かるようにするもんだよね」とそっと扉を開けると、そこは
エレベーターホールになっていて、反対側にもう一つの展示室への扉があった。

こういう造りだから、もちろん入館者なんか誰もいやしない。
スタッフが数人時間をつぶしているだけ。

私の姿をみつけたスタッフの一人がやってきて、「これとこれがレンブラント。
レンブラントが3点もあるんだ」と嬉しそうに教えてくれた。

しかし、そんなに自慢のレンブラントなら、もっと展示方法を考えるべきじゃ
ないかしら。どうしてこんな秘密の部屋のようなところに置いておくのか、理解に
苦しむわ。

ブダペスト西洋美術館では「エル・グレコ」の絵画が多かった。ゴヤ作品など
スペイン絵画に関しては、世界的に有名な美術館と言われている。

でもあまりにも作品が多すぎると、それでなくても鈍い感性がマヒしちゃうから、
予備知識をもってポイントをしぼるべきだったと反省しつつ、疲れた足をひき
ずって美術館を後にした。

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コメント

ろうまさん、ブダベスト西洋美術館はコレクションをうまく展示しきれていないようですね。

日本人だと美術館で閉まっている扉を開けるなんてことは行けない行為だと思いますから係員に言われなければ気がつかないです。それにしてもそんなに有名な絵なら展示室をきちんとフロアプランに書いておかないと。
まだまだ旧体制が残っているのかも。

スペイン絵画が多いとのことですが、ハプスブルグ家はスペイン王家と政略結婚でつながってましたからスペインの絵画がたくさん送られたのでしょう。先日行った兵庫県立美術館で行われていた「ウィーン美術史美術館展」でベラスケスの描いたマルガリータ王女の肖像画を見ました。

ヨーロッパに行くと日本で見る展覧会の絵の何倍もの量のコレクションがあって回るだけで疲れてしまいますね。

HANAさん、こんにちは。

なるほど、ヨーロッパの王室は政略結婚でつながった親戚同士なんですね。
ハンガリーとスペインとでは、地理的にも文化的にもかなり離れているように感じるんですが、各国の王室はネットワークで結ばれていて、一般民衆とは全く別の社会に属していたんでしょうね。

そういうサロン的な社会があったからこそ、多くの芸術が誕生し、守られてきたんでしょうけど。「ウィーン美術史美術館展」は、そんなヨーロッパ貴族社会の雰囲気がいっぱいなんじゃないかしら。

ブダペスト西洋美術館は、もっと下調べをして行ったら感想も違うものになったと思うんですよ。な~んにも予備知識がないもんだから、でっかい美術館をあっちに行ったりこっちに行ったりとさまよって、疲れ果ててしまいました。

やっぱり心に残る絵を数点だけ鑑賞するのがいいわ。
その為には、ちゃんと学習していかないとダメですね。

でもブダペスト西洋美術館のスタッフの親切は伝わりました。スタッフの皆さんも「ここにレンブラントがあるのに、誰も見てくれないのは寂しい」と思っていたんでしょうねぇ。

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