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2008/01/02

マイルで徳島へ(3)

第一目的の大塚国際美術館見学はすんだので、これから帰りの飛行機に乗るまでの
一日半は、そのときの気分でどうするか決めるつもりだった。

ガイドブックを開いてみると、四国八十八ヶ所の第1番から23番までの札所が
徳島県にあり、最初の10番くらいまでが徳島市や鳴門市近くに集中している。

信心深いとはとてもいえない私だけれど、せっかく近くまで来たんだから1番と
2番くらいは押さえておこうかな~と、そんないい加減な心得でお遍路してみる
ことにした。

ヨーロッパの巡礼も日本のお遍路も、100%宗教的な行為かといえば決してそんな
ことはなく、観光的要素もだいぶあったと思う。昔は娯楽が少なかったから、参詣の
ために出かけるのを楽しみにしていたんじゃないかしら。

まあそんなわけで、まずは第一番札所の「霊山寺」(発願の寺というらしい)と
二番目の「極楽寺」に行くことにした。
この両寺とも、徳島駅から電車に乗って20分ほどの「坂東駅」近くにある。
坂東には他にもいくつかの観光名所があるので、ここらを一日中を歩き回って
過ごすことになりそうだ。

Img_0802

うきうき坂東駅に降り立ったものの、ガイドブックの地図はとっても大雑把な
もので、詳しい道など載っていない。
「霊山寺」を目指したのに、少し行き過ぎて「大麻比古神社」まで来てしまった。
でもこの神社にも行きたいと思っていたので、まずこちらから参拝することにした。

Img_0816

大鳥居のむこうに長い参道がある。人気のない参道を歩いていくと、昨日の雨を
たっぷり含んだ木々が風で揺れ、水滴がザ~ッと頭上に降り注いだ。
天気予報が徳島地方は16度まで気温が上がると言っていたので、コートを着ないで
出てきてしまったが、朝方はまだまだ寒くてちょっと後悔した。
でもまあこれから歩き回るのだから、少しは暖かくなるだろう。

Img_0822

長い参道を歩いてやっと神社というところでこんなノボリが目に入った。それに
つられて横道にそれて、けっきょく入場料を払って入ることにした。
ちょっと歴史的背景に興味もあったし。

Img_0825

第一次世界大戦で日本の敵だったドイツ人の捕虜収容所が、ここ坂東にあった。
捕虜収容所ときくと、自由がなく非人間的に扱われるところを想像してしまうが、
坂東俘虜収容所の所長は捕虜を人道的に扱い、地元民との交流も生まれた。

その捕虜たちがドイツ帰還を前にして、感謝をこめて「第九」を演奏し、その
歴史的事実をもとに「バルトの楽園」という映画がつくられた。
(ちなみに、ラクエンでなくガクエンと読むらしい)
そのロケのセットを公開しているのだ。

Img_0836

シーズンオフのため入場者は私を含めて3人だけだったが、軍服姿のボランティア
ガイドが映画のエピソードや歴史的背景などをいろいろ説明してくれ、思いのほか
楽しかった。

この映画のセットは来年3月で閉鎖されてしまうらしい。
坂東とドイツの関わりを理解するのに格好の施設なのに、もったいないな。

Img_0819
(大麻比古神社参道から見たドイツ館)

この近くには「鳴門市ドイツ館」などドイツにちなんだ施設も多かった。
霊山寺から極楽寺に行く途中でお昼を食べたカフェレストランの奥さんは、私が
「ロケ村」を見てきたというと、「実は私もボランティアガイドをやっている」と
話しが始まってなかなか止まらなかった。

レストランを出て歩いていると、その奥さんが追いかけてきて、「良かったら
冷蔵庫にでも貼って」と、こんなマグネットシールを私にくれた。

Img_1029

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コメント

今年もよろしくお願いします。

私も二年前にこの美術館へたまたま行きました。
カルパッチョ!なんて冗談を言いながらお話ししたアレです~。
渦潮を30歳の記念に見よう!という企画だったので
美術館にとれる時間は短く、終わってから残念な思いをしました。
その頃はダヴィンチ・コードが流行っていて、
本の中に登場する作品を回るツアーが館内で行われて
いたのを思い出します。
懐かしい!
私は思わず美術館のポストカードを買ってしまいました(笑)
本物は見たことがないしこれからも出会う機会があるのか不明ですが、
擬似体験をできちょっぴり得した気分でした。
私にはあれだけでも壮大で荘厳ですごいなーと
ぼーっとできちゃいましたね~。わはは。

TMさんの見たり聴いたりして感じ取り想像する力、
理解し自分のモノにする力にはいつもすごいなーと思うばかりです。
しっかりとした人生哲学?背景?歴史?人柄?があるからこそかと。
こういうちゃんとしたオトナが日本には少なくなっていると思うので、
私には大切な存在です。
今年もブログ楽しみにしていますので頑張ってください!

あべっこさん、明けましておめでとうございます。

そうですか、あの美術館にいらしたんですね。
ぜったい、オススメの美術館ですよ。世界の名画を実際に見る機会は少ないし、図録などでは物足りないですからね。
また行きたいと思います。

私は毎日ぐーたら暮らしています。無理して健康を害したら元も子もないですからね。何とか生活できて、ときどき貯まったマイルで旅行できれば、それで大満足ですわ。

あべっこさんも、体に気をつけてお仕事してくださいね。

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