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2007/10/14

メキシコ国立人類学博物館

メキシコ・シティ観光の最大の目的は「国立人類学博物館」に行くことだった。

国立人類学博物館は、ディエゴ・リベラやフリーダ・カーロの強烈個性のかげに
ちょっと隠れてしまったけれど、中南米各地の古代文明の発掘品や遺跡の模型は
質量ともに見ごたえ十分だった。

Img_0172s

中南米の古代文明というと不気味不思議というイメージがある。
「不気味」のイメージは、やはり生贄の習慣があったからだろう。
生贄の心臓をのせたという「チャック・モール」がとぼけた顔をしているのも、
不気味さに拍車をかける。
これが閻魔さまのように怖い顔をしていたら、いかにもという感じで、むしろ
不気味さが薄れたかもしれない。

メキシコ到着の翌日にさっそくこの博物館を訪れたのには訳がある。
まずここでティオティワカンについて学習して、それから遺跡に行けば、多少は
理解が深まると思ったからだ。

博物館1階は中南米の古代文明ごとに部屋がわかれていて、第5室が「ティオ
ティワカン」になっている。ティオティワカンは紀元前2世紀ごろ造られた宗教
都市のようだが、巨大なピラミッドを建造した人々がどこから来てどこに消えた
のかは分かっていない。

Img_0175s
月のピラミッドの前に建っていた巨大像の実物。
(各遺跡の発掘品のほとんどがこの博物館に収蔵されている)

その後この地にやってきたのがアステカ人で、第7室はアステカ文明の発掘品が
展示されている。スペインに滅ぼされる以前のメキシコシティの模型からは、
カテドラルなど壮麗なヨーロッパ風建築が建ち並ぶ現在のソカロ周辺を想像する
ことができない。(最初の写真がアステカの都の模型)

このアステカ室というより博物館の最大の目玉が「アステカ・カレンダー」だ。

Img_0173s

詳しい説明はよく理解できなかったが、永遠に時を知ることができる暦らしい。

世界有数の博物館だから展示室は広い。ぼんやり眺めながら歩いているだけでも、
不気味・不思議文明のパワーがひたひたと押し寄せてきて、すっかり疲れてしま
った。博物館に入る前に「独立記念日のパレード見物」で体力を消耗してしまった
のもひびいている。

こうなったらいくら見学してもダメと、館内のレストランで遅いランチを食べた。
「メキシカン・プレート」という、いかにも観光客うけしそうな料理にしたが、
これは期待はずれだった。

Img_0171s

2階はメキシコ各地の先住民文化や習慣のフロアになっている。
こちらも今のメキシコ文化を知るうえで興味深かった。

沖縄の「うたき」のような宗教儀式の場や、音楽テープから流れるぼそぼそと
話しかけるような歌声など、どこか懐かしさをおぼえるものもあったが、見る
者を圧倒するのは暮らしをいろどる鮮やかな色彩だ。

Img_0167s

こういうの見ると、今のメキシコ文化のベースはやはり先住民の古代文明だと
いう気がする。そこにスペインの熱いラテンの血が混じって強烈な原色の世界が
つくられたんだろう。

今はカトリックを信仰するメスティーソや先住民だが、私には、彼らが祈って
いるのがキリストのかたちをした祖先の神のように思えるのだった。

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コメント

おはようございます。
「彼らが祈っているのがキリストのかたちをした祖先の神のように思えるのだった」
興味深い感想です。
昔神々の指紋という本で、南米の人類・文化に書かれたのを読みました。
マヤやアステカ文明、ほんと不思議ですね。
このアステカカレンダーもどのように作成されたのでしょうね。

うららさん、こんばんは。

私も「神々の指紋」読みましたよ。内容についてはいろいろ
異見もあるでしょうが、中南米の古代文明が不思議に満ちているのは確かですね。この博物館にも、とても不思議な顔のマスクや像がたくさんありました。

アステカカレンダーは複雑で理解できませんでしたが、きっと深い天文知識に基づいているんでしょうね。

かなり寒くなってきて、私の周囲では体調を崩す人が多いんです。うららさんはバイタリティがおありですけど、くれぐれも無理なさらないで下さい。

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