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2006年7月

2006/07/29

大連(6)ヘンな博物館に入る

ガイドブックによると、金石灘は海岸やゴルフ場などがあるリゾート地で、今後は
テーマパークなどもオープンするようだ。

保養や娯楽のためのエリアだからだろう、金石灘駅前広場には観光タクシーや
観光馬車が待ち構えていた。

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電車に乗るのが目的だった私はすぐまた引き返すつもりだったが、ガイド
ブックを見ると近くにミュージアムがあるようなので、せっかく来たのだからと
立ち寄ることにした。

海岸から反対方向に駅から5分ほど歩くと、映画のセットのような白い建物が
視界に飛び込んできた。他にめぼしい建物は見当たらないから、これがきっと
「蝋人形館」「毛沢東バッジ館」「貴石の館」(←正式名称は別)だろう。

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右手の本館風建物が「蝋人形館」だが興味ないのでこちらはパス、左隣の小さめの
建物に入る。ここは1階に「貴石」、2階に「毛沢東バッジ」が展示されていて、
入場料はそれぞれ10元ずつ。

それにしても蝋人形と石と毛沢東、この組み合わせ、いったいどういうポリシーが
あるの?おまけにホワイトハウス風の館ときている。

でも中国人観光客向けの施設ということなら理解できないでもないかな~。
大型バスで中国人団体が来ていたから、ターゲットはそっちなんでしょうね。
観光地らしさが大事なんじゃないかしら。

年のせいで最近小さいものが見えにくいので「バッジ」はやめ「石」を見ることに
した。

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入口にはお土産売り場もあって、中国各地で拾ってきた(?)石が売られていた。
石が好きな人には楽しめるかも知れない。

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入口で冷えた緑茶のペットボトルを買って飲んだ。天然蜂蜜入りとあってほんのり
甘い。ほっと一息つきながら、「ディズニーランド風の建物に毛沢東バッジとは!
毛沢東ももうすっかり歴史上のアイドルになってしまったんだなぁ」と、時代の
移り変わりをしみじみ感じる私だった。

大連(5)経済発展する大連

クラシックな洋風建築とレトロな路面電車にかつての大連をしのぶとしたら、
目覚しい経済発展を続ける今の大連を実感するのが開発区と快速電車だろう。

大連駅のすぐ近くから出ている「快速電車」は2004年に開通したばかり。
真新しいドイツ製の車輌で、日本の最新電車と変わらない。
電車に揺られていると、ここが中国だということを忘れてついウトウトしてしまう。

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(誰も乗っていないのは、帰りの始発駅金石灘で写したため)

途中工業団地の「開発区」を通り終点のリゾート地「金石灘」まで、料金は8元
(120円)、所要時間終点まで50分。(開発区までは4元)

快速電車の大連駅に自動販売機があったので、ちょっとヨレヨレなのを気に
しながら10元札をそっと差込口に入れたら、無事カードとおつりが出てきた。
このカードをsuicaのように改札口でかざして通る。

中国ではバスに乗るときもバッグごとセンサーにあてて乗る人が多い。
かなり分厚いカバンでも「ピッ」と反応しているから、よっぽど強い電磁波が
出ているんだろう。
東京ではバッグごとセンサーにあてている人をあまり見かけないけど、大阪の
ほうはどうなのかな。

開発区は電車の窓から眺めただけだけど、ビルが林立する計画都市という印象
だった。

ここには日本企業がたくさん進出しているようだ。
ホテルにあった日本語情報誌には、「1984年に認可を受けた中国初の国家
クラスの経済技術開発区。もともと日本を視野に入れていたので、現在約1700社
の企業が進出中、日系企業も約500社」と書いてあった。

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(こんな立派な情報誌が何冊もホテルにおいてあった)

私が帰国する日は日曜日だったせいか、大連発の日本行きは東京がANA、JAL
とも2便ずつ、他にも日本各地への直行便が何便もあった。
大連にはこれといった観光名所がないから、訪れる日本人の大多数はビジネス客
と言っていいだろう。

電車が開発区を過ぎ終点の金石灘に近づくと、ちょうど成田空港周辺のように
緑の山野風景になる。でもここにリゾート施設や高級マンションが建つのも時間の
問題だろうな。

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(モダンなデザインの金石灘駅)


2006/07/22

大連(4)レトロな電車で街見学

大連滞在はわずか3泊だったが、自分の足と公共交通を使って市内を動き回った。

交通手段の中でもっとも利用価値があるのはバスだが (でも連れがいたらタクシー
が一番いいかな)、大連には他にも日本統治時代からある路面電車や開発区を通る
快速電車がある。

大連にはこれといった観光名所がないので、いろんな乗り物に乗って街のあちこち
に行くのが観光みたいなものだ。イチオシはやっぱりレトロな路面電車かな。

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3路線あるのだが、大連駅から出ている201路はパンタグラフはついていたけど
タイヤで走っていた。202路と203路はチンチン電車で、とくに203路は
日本統治時代の車輌を使っているというふれこみ。たしかに木製の車体はレトロ
な雰囲気たっぷりだが、これ当時のものをそのまま使っているわけじゃないで
しょうねぇ?だってそんなに古ぼけていないもの。

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HANAさんが9月の大連旅行で泊まるホテル・ニッコーの前を、この203路が
走っている。1元(約15円)という安い運賃がうれしい。
ちなみにバスもほとんど1元なので、行き先を深く考えずに飛び乗ることが出来る。
方角が違ってもまた乗り換えればいいし、疲れたらタクシーに乗ればよい。

203路で大連駅まで行き、マンモス地下商店街やデパート群を見て歩くのも
いいが、反対方向にある三八広場もオススメ。

203路の電車は、途中から中山広場につづく魯迅路に入って三八広場に行くが、
その通り沿いにカルフールがある。ガイドブックにはなかったが、日本人向け
地元情報誌に載っていた。きっとオープンしたばかりなんだろう。

実は前日オリンピック広場にある「ウォールマート」にも行ってみたのだが、
ここはホテルからかなり離れているので、けっきょく何も買わずに帰ってきた。
ウォールマートもカルフールもやたら大きいスーパーマーケットで、日本人や
韓国人の感性には合わなかったようだが、でっかいもの好きの中国人の好み
にはマッチしたようだ。

スーパーマーケットの利点は、一度にいろんな物を買うことが出来る点だ。
私はカルフールでビールとお菓子、お茶を買った。空港は高いので、お土産は
スーパーで調達するにかぎる。このスーパーはお惣菜類が少なく、それが
ちょっと物足りなかった。

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大連産のビール。美味しかった。中国には地方地方でいろんなビールがある。

このカルフール行きには思わぬ副産物があった。
ホテルのある中山広場から魯迅路を歩いて行ったのだが、その途中で旧満鉄本社の
ビルを見つけたのだ。

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日本統治時代の建築物については、中山広場周辺の資料は持って行ったが、広場
からちょっと外れる満鉄本社についてはノーチェックだった。今は大連鉄道ビルに
なっている建物の前にこんな石碑を見つけなかったら、うっかり見落としてしまう
ところだった。本当にラッキー。

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大連鉄路ビル名の刻まれた石版の裏にかかれている文章。

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2006/07/19

大連(3)大連駅は上野駅ソックリさん

初めての街に来たときは、初日、まずひたすら彷徨って、道に迷って、くたくたに
疲れて終わる。でもそれで街のおおよそを掴むことが出来るのだ。

大連の街は広場が多く、そこから放射線上に何本もの道が延びているので、進む
道を間違わないようにしないといけない。

私は大連賓館のすぐ裏のホテルに泊まっていたので、中山広場から友好広場を通り
大連駅までよく歩いた。このコースで徒歩20分くらいだろうか。

友好広場も放射線状に道が広がっていて、広場の中央にでっかいミラー・ボールの
ような球体モニュメントがある。
このミラー・ボールが方向音痴の私の最良の道案内になってくれた。

中山広場が表向きの中心地なら、大連駅前の勝利広場一帯は実質的な中心地と
言えるだろう。

広場の下には、地下1階から地下3階まで複雑な大商店街が広がっていて、何度
来ても自分が今どこにいるのか分からなくなるのだった。
アメ横を巨大にしたような、アラブのメディナも真っ青の、迷路のようなマンモス
地下街なのだ。

ところで大連駅をパッと見て、「あれどこかで見たことがある」と思った。
そう上野駅だ。

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ガイドブックによると、「大連駅は上野駅を模して日本人が造った」とある。
私は数年間上野に勤めていたことがあるので、上野駅には馴染みがあり、懐かしい
気持になった。

マンモス地下商店街の一隅にこんなスペースがあった。
「うえの」という文字も見える。大連駅が上野駅をまねていると知っているの
かしら。こだわりないのかなぁ‥‥中国人は。

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大連駅は中国の鉄道駅にしては珍しく整然としている。
出発は2階、到着は1階と分けられているので、人の流れがスムーズなのだ。

体育館のように大きな構内は待合室になっていて、空港のようにいくつかのゲート
があり、停車中の列車案内が表示されている。

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とっても合理的。これなら外国人でも戸惑うことなく列車に乗ることができるわ。

2006/07/17

大連(2)日本統治時代の建築

大連に生まれ育ち「大連がふるさと」という日本人は多いだろう。
でもその故郷は他人の土地だった。

愛着のあるこの街をあとにし、大連港から帰国した多くの日本人にとって、ここは
忘れられない特別の街に違いない。

現在の大連には、そんなノスタルジックな感傷などみじんも感じられない。
鉄筋コンクリートの高層ビルが建ち並び、車のクラクションがけたたましく鳴り
響き、めまいがするほど雑多な商品が街角にあふれている。

でもそんな経済発展をつづける大連にあって、日本統治時代に建てられた数々の
建築は、いまだに堂々とその存在感を示していた。

いくら文化的価値が高いといっても、これらの建築群は中国人にとって愉快なもの
ではないだろう。でも破壊することなくちゃんと建物として使い続けてくれた。
建物の美しさに感嘆するとともに、中国人の寛大さにも感謝する私だった。

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当時の建築を鑑賞するなら、中山広場(旧大広場)周辺に泊まるのが最適だろう。
この広場を取り囲むようにして、代表的な大連賓館ホテル(旧ヤマトホテル)を
はじめ石造りの洋風建築が建ち並んでいる。

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コンクリートの高層ビルに囲まれて建つ「旧横浜正金銀行大連支店」(ロシア風の
白い建物)。手前のエンタシスは旧中国銀行大連分行(多分)

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三越みたいに玄関にはライオン像が鎮座している。

ネット上で「日本が建てた大連の洋風建築の写真」を見つけた。
旅行前に見れば良かったなぁ~。でも足を棒にして歩き回り、ほとんど見てくる
ことが出来たけど。


大連(1)

ANAマイレージの無料航空券を利用して3泊4日の中国・大連旅行をし、昨夜
帰宅した。

今回は予約もチェックインもすべてインターネットでやったのだが、ちょっと
トラブルもあった。

自動チェックイン機に携帯電話をかざせば、すぐ搭乗券が出てくるというフレコミ
だったのに、うまく反応してくれないのだ。
そばにいた係員がいろいろやってくれたがどうしてもダメで、結局混雑している
カウンターで聞くことになった。

キーをたたいていたカウンターの女性、「お客様、実はANAからお知らせが
ありまして、機械では搭乗券が出てこなかったのです。席が変更になりました。
次回はこういうことはありませんので、ご安心ください」

「え~っ、そんなことメールで連絡してくれなくちゃ困ります。少なくとも機械の
担当係員が分かっていないと、e-チェックインの意味がないじゃないですか」

しかしタダで乗る身としては、それ以上強弁できない。
無料の客だから勝手に席を変えられたのかしら‥‥と、ちょっぴりひがむ。

実はインターネットで座席指定をするとき、最後尾の二人席窓際にしたのだ。
ここなら隣席は誰も来ないだろうと思って。
でも変更された席も同じ二人席窓際でもっと前のほう、隣も空席だったから、
条件的には良くなったといえる。

CAがサービスするのに不便だから、前のほうにしたんでしょうね。
でもメール連絡くらいはするべきだと思うわ。プンプン。

ターミナルは最近出来たばっかりの第1南ウィング。
免税店街がピカピカの新築で広々している。アジアの名だたるハブ空港ほど広くは
ないけれど多少は近づいたかな。

お店の中には話題沸騰の「アキハバラ」もあった。

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2006/07/10

変人が人気

奥田英朗の小説に出てくる変人精神科医の伊良部が人気とか。

人並みに生きなくちゃ~と思うと、ささいな違いが気になりそれがストレスになる。
でも伊良部医師のようなハチャメチャな人物に出会ったら、「自分はマトモな
ほうかな」とちょっぴり安心するのかもしれない。

規格はずれの人や変人がいる社会のほうが精神的に楽だと、日本人はどこかで
憧れているんでしょう。

この小説が映画化され、阿部寛が伊良部医師を演じたとか。
でもデブでルックス最悪の伊良部医師を、元ファッションモデルの阿部寛がやった
んでは、規格はずれエネルギーも相当削減されるような気がするけど。

ところで最近読んだミステリー小説「チーム・バチスタの栄光」の主人公も、
冴えない精神科医と厚生労働省の伊良部風役人という変人コンビだった。

厚生労働省のお役人白鳥は強烈キャラクターで、伊良部医師同様に現実にはいそう
にないが、不定愁訴外来(別名愚痴外来)の万年講師田口医師のほうは、こんな
お医者さんがいたら悩みを聞いてもらいたい、もしかしたら現実にもいるかも
知れないと思わせるキャラクターだ。

この田口医師のほうが阿部寛のイメージにあっているわ。

それにしても不定愁訴外来(愚痴外来)、その気になって客集めならぬ患者集めを
したら大繁盛するだろうなぁ。悩みのない人間なんていないから、あとはいかに
相談する気にさせるかですもの。
田口医師なら私も少しくらい相談料を払ってもいいかな。

この場合、営業が成功するかどうかのカギは、何と言っても担当医師の人柄に
かかっている。立派な医師が必ずしも最適なカウンセラーとは限らない。
伊良部医師や田口医師のような「落ちこぼれ」のほうが、話しやすいということも
あるから。

ともあれ人間の心を相手にする仕事は、一筋縄ではいかない商売だと、しみじみ
感じる今日このごろなのだった。


2006/07/02

大連

最近余裕がなくてブログ更新もままならなかった。ブログやHPは一度更新を
さぼるとドンドン億劫になってしまう。掃除とか料理とか宿題といっしょね。

そんなわけで旅行もここんとこご無沙汰だったが、7月中旬にANAマイレージの
無料航空券を利用して中国の大連に行くことにした。

ホントは北京に行きたかったけれど、希望のフライトが予約できそうになかった
ので、スムーズに席がとれる大連にした。

大連については、「アカシアの大連」という芥川賞小説のタイトルでその名を
知っている程度で、知識はほとんどない。
それで図書館から「井上ひさしの大連」という本を借りてきた。

かつて満州への玄関口だった大連には多くの日本人がやってきた。
この本には井上ひさしが集めた当時の写真や地図、絵葉書などが満載されていて、
この町の支配者が日本人であったという歴史をまざまざと見せつけられる。
中国の中でも美しい街と言われる現在の大連に、その頃の名残はあるのだろうか。

適当に決めた旅行先だけれど、初めて訪れる土地だからやっぱりワクワクする。
港町で海鮮料理が名物だというから、美味しいものも食べてきたいな。

中国といえば、今日のNHK「探検ロマン・世界遺産」は「中国の楽山大仏と
峨眉山」だった。この楽山大仏は、私が最も強い印象を受けた世界遺産だ。
(私の「昔のホームページ」に旅行記が写真と旅行記が載っています)

マイレージの無料航空券を利用するとなると、行き先は近場のアジアということに
なるから、中国の名だたる世界遺産は数々見ているが、この楽山大仏から受けた
感動はちょっと違った。

その巨大な姿に圧倒されながらも、面差しに優しさ温かさが感じられて、胸に
ジーンとこみ上げるものがあった。ものすごい世界遺産や不思議な世界遺産は
はいくらでもあるが、心癒される世界遺産はそんなに多くない。

成都から日帰りバスの旅だったので時間がなくて、峨眉山に行けなかったのが
残念。また行けたらいいなと思う。
でも四川省は広大な中国大陸の奥地、北京や上海ほど気軽には行けないし、
他にももっともっと行きたい所があるから、なかなか順番が回ってこないだろう。

残念だけど‥‥。

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