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2005/12/04

ローマでカラヴァッジョ(1)

ゴミだらけとか乱暴とか観光客からぼったくるとか、ローマの悪評はいくらでも
あるが、ローマっ子がそんな体裁などまったく気にせず悠然としていられるのも、
圧倒的な文化遺産があるからだ。

花の都は世界に数あるが永遠の都はローマだけ。
ディズニーがどれだけお金をつぎ込んだところでローマは造れない。
過去に遡って歴史を創っていくことは出来ないもの。

見どころは古代ローマだけではない。
カソリックの総本山「ヴァチカン」と街のあちらこちらにある教会も、ローマの
もう一つの顔で、今も多くの人々の拠りどころとして生き続ける文化遺産だ。

今回のローマ滞在は実質2日間と短かったので、ターゲットをこの教会めぐりに
決めていた。
教会めぐりといっても、教会そのものに興味があるのではない。
その中に収められている芸術品の数々、とくにカラヴァッジョの絵画を見ることが
目的だ。

まだイタリアがリラだったころ、この画家カラヴァッジョは10万リラ札の顔だった。
イタリア人は「世界広しといえども、殺人者がお札になったのはイタリアくらいな
もんだ」と威張っていたとか。

天才はたいてい変人だが、このカラヴァッジョもまさにその手の天才だった。
私生活では近所迷惑な乱暴狼藉者だが、ひとたび筆をとるとグイグイと人を引き
つける芸術家となる。殺人を犯し逃亡生活をしたあげく39歳で客死してしまった
のだが、ああいう天才はどっちみち長生きできないようになっているんでしょうね。

カラヴァッジョ作品がもっとも多くあるのはローマだろう。
前回はボルゲーゼ美術館、カピトリーノ美術館、サン・タゴスティーノ教会、
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会に行った。

今回はその時閉まっていて入ることが出来なかった「サン・ルイジ・ディ・フラン
チェージ教会」と「ドーリア・パンフィーリ美術館」がターゲットだ。
両方とも市の中心部にあるので行き易い。

まずサン・ルイジ・ディ・フランチェージ教会へ。
途中でサン・タゴスティーノ教会とパンテオンに立ち寄る。
サン・タゴスティーノ教会には「ロレートの聖母」という名作があるが、いつも
人の姿が少ない。少しばかりの寄付をして電気のスイッチを入れると、薄い明かり
が絵を照らす。

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これほどの名画を独占する贅沢感にひたって、なかなか立ち去る気がしない。

こういう経験はローマやフィレンツェなどの有名都市でもよくある。
ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂とかウフィッツィ美術館とか超有名どころは
入場制限するほど混雑しているが、ちょっと横道にそれるとあっと驚く名画を、
誰にも邪魔されずにすぐ目の前で見ることが出来るのだ。
しかも教会だから無料。ほんの気持ちばかりの寄付をするだけ。

私がローマで一番好きな建造物のパンテオンも入場無料。
ベンチに座ってドーム天井の明かり窓を見ていると、心も体もホッと一息つける。

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でも最近は観光客がいっぱいで、ゆっくり過ごすことも出来なくなった。

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