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2005/12/09

ワインの町・モンテプルチャーノ

ソウル発の大韓航空機がローマに着いたのは夕方だった。
特急列車でテルミニまで行き、地図を片手にやっとホテルを探し当て、チェック
インしたらもうすっかり夜になっていた。
その日はテルミニで水とサンドイッチを買っただけ。

翌朝ホテルに大きい荷物を預け、テルミニからミラノ行き特急列車(インター
シティ)に乗った。国際列車ユーロスターなどはスマートだが、インターシティと
なるとだいぶ落ちる。

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コンパートメントの席の上についている電気は、半分くらい切れていた。
乗客も少なく6人用コンパートメントを私一人で独占した。
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予定時刻を20分ほど遅れて出発。

この日の最終目的地はシエナ。世界一美しい広場がうたい文句の世界遺産の都市だ。
でもその前に、今回の旅行でもっとも楽しみにしていたモンテプルチャーノ、ワイン産地
として世界的に有名なトスカーナの町に立ち寄ることにしている。

トスカーナのワインといえば日本人の頭に浮かぶのはキャンティだろうが、他にも
名高いワインの村や町がいくつもある。このモンテプルチャーノもその一つで、
Vino Nobile di Montepulciano (D.O.C.G.ワイン)やRosso di Montepulciano
(D.O.C.ワイン)など、世界に知られたワインをつくっている。普段の生活では
こんな高級ワインは縁がないが、せめて産地に行ったときくらいは贅沢したいと
楽しみにしていた。

ガイドブックにはこれら地方のことは載っていないので、インターネットで情報
集めをした。そして「CHIUSI」駅で降り、そこからバスに1時間ほど揺られると
目指す町があることが分かった。

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「CHIUSI」駅
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モンテプルチアーノ行きバスは1時間に1本。ガラガラに空いていた。

ところで「CHIUSI」駅の駅名の下に「CHIAN CIANO Terme」という文字が見えるが、
Termeというのはイタリア語で温泉という意味で、モンテプルチアーノに行く途中
バスはこの保養地にも停まる。洒落たホテルやレストラン、ブティックが通りに並んで
いて、いかにも高級保養地という印象だった。

この地域はまた「アグリトゥーリズモ」(農家滞在観光)で最近人気があり、バスの
車窓から農家らしくない立派な建物をいくつも見た。シーズンオフだから人影もなく
ヒッソリとしていたが、多分観光客向けのホテルだろう。

中世イタリア半島には多くの小国家が点在していた。
それらの小国家は、今も中世そのままの姿でイタリア各地に残っていて、小高い山や
丘の上にあり、ガッシリとした城壁に囲まれていて、石畳の坂道を上っていくと立派な
教会のある広場に出るというふうに、どこも似たつくりになっている。

車や列車は山のふもとまでしか行かないので、中世の町に入るには、ふもとから
歩くか地元のバスに乗り換える必要がある。

モンテプルチアーノも同じで、オレンジ色のミニバスが急坂の狭い道を縫うように
走っていた。
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歩いても簡単に一周できる小さい町なのに、何軒ものレストランやワイナリー、
エノテカがあった。でもぶどうの収穫も終わったので、観光客の姿はほとんどなく、
閉まっている店も多かった。

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カンティーナ(ワイン貯蔵庫)

ところで、残念ながら、この町でゆっくりワインを味わうことは出来なかった。
ふもとのバスターミナルでシエナ行きのバス時刻を聞いたら、14:10が最終だと
言う。あと1時間半ほどしかない。シエナのホテルを予約してなかったら、この
町で一泊という手もあったが、その日シエナまで行かないと予定が狂ってしまう。

結局モンテプルチアーノでワインを飲むのは諦めて、14:10発のバスでシエナに
向かったが、学校帰りの子供たちを下ろしながら、つづら折りの道をぐるぐる
廻るので、乗り物に弱い私は気分が悪くなってしまった。

バスの座席に横になってシエナまでの2時間弱を何とかしのいだが、絵のように
のどかなトスカーナ地方の風景を眺めることが出来なくて、ちょっともったいない
ことをした。

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