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2005/11/05

ローマの思い出(4)お金のこと(その一)

私が勤めていた会社は日本人相手のいろいろな事業をしていたが、そのメインは
日本人ツアー客相手のブティックだった。
ブティックといってもブランド物のバッグ・靴からしおりのような小物まで、
老若男女すべてを相手に、ごった煮的に商品を並べたお土産屋さんのようなもの
だけど。

今でこそ免税店めぐりばかりのツアーは嫌われるが、当時は海外旅行初めてと
いう人ばかりだったので、安心してイタリア製品が買えると重宝がられていた。

旅行にはシーズンがあるが、特に日本人の場合はオンとオフの差が大きくて、
ゴールデンウィークや年末年始には店内は観光客でラッシュ並みに混雑した。

たいていのツアーはヨーロッパ各国を駆け足で廻るので、国が変わるごとに
貨幣も変わり、数ヶ国の余ったお金が手元に残ることになる。
お客さんはそれを支払いに使いたいと言うのだ。
他のお店ではもちろん断られるだろうが、そこは日本人経営のお店、無理がきく。
そういうわけで、このブティックでは、ヨーロッパのものならどんな紙幣でも
受け取っていた。もっともレートはいい加減だったけど。

旅行シーズン真っ盛りとなると、さまざまな国の紙幣とトラベラーズチェックで
私の部屋の大型金庫がいっぱいになり、扉が閉まらなくなるほどだった。

そのお金を翌日銀行に持って行くのだが、集計するのがまた一苦労で、真夜中
までかかることも珍しくなかった。円とかリラだけなら数えるのは簡単だが、
マルクだのペセタだのが入ると、訳がわからなくなる。

毎日こうやって各国のお金を扱っていると、だんだん好みの紙幣と嫌いな紙幣が
出てくる。嫌いなのはまずUSドル。日本人が持ってくるドルはピン札が多く、
何枚もが印刷インクでピッタリくっついていて、数えるのも1枚ずつにはがすのも
手間がかかった。
それからフランスフランも嫌いだった。ぺらぺらの大判な紙幣で整理しにくい
のだ。


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