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2005/11/26

プラハ(1)

ローマからプラハに行った。

初めてのプラハは静かで美しい街だった。
ローマもプラハも歴史的建築物がそのまま残されている世界遺産の街だが、
古代ローマ帝国の建造物がドッシリ重いローマに比べ、プラハはゴシック、
バロック、アールヌーヴォーなど様々な様式の建物が混在し、それがハーモニーと
なってロマンチックな雰囲気だった。

HIMG0087-s
かなたに見えるのはプラハ城。

HIMG0114-s
街中が美術館。

HIMG0141-s


特に地下鉄は、乱暴で落書きだらけで薄暗いローマからみると、明るくきれい
だった。それでつい油断してしまった‥‥と言うと言い訳になるが、ドアの前に
立ってなかなか通してくれない男を押しのけるようにしてホームに出て初めて、
バッグが開けられているのに気が付いた。
ハッとして電車を見ると、すでにドアは閉まりホームを離れて行くところだった。

さあ、それからが大変。現金はもう戻らないだろうが、カードを無断使用されない
ように支払いをストップしなくてはならない。
でもカードが使用できなくなれば、ホテル代も払えなくなる。
プラハを離れるまで当日を含めて3日間どうやって過ごそうか。

結論は一つ、日本大使館に相談してお金を貸してもらうしか無かった。
急いでホテルに戻って日本大使館に電話し、何とか大使館にかけつけたとき、
辺りはもうスッカリ暗くなっていた。

あとでガイドブックを見て分かったのだが、特にプラハはスリが多いらしい。
被害にあったとしても、ツアーや友人、カップルならお金を借りることが出来る
だろうが、私のような一人旅となると大使館にすがるしかない。また大使館も
そういう人にしかお金を貸さない。

ところがあまりにもスリ被害が多いので、貸す資金も底を付いてしまったと、
若い男性の大使館員は言った。
「貴方の前にやって来た女性はチェコ人の友人がいると言うので、何とか交渉して
その人からお金を借りることにしたんです。そうしないと貴方に貸すお金がないん
ですよ。お金もカードも全部盗られたんですか?」
「日本円が1万円ちょっと残ってます。切り詰めれば2日間くらは過ごせますけど
ホテル代はとてもこれだけじゃ足りません」

その時私はふっと思いついた。
「インターネットでホテルを予約する時、私のクレジットカード番号を知らせて
あるんです。連絡もせずにキャンセルした時は、ホテルがそこからお金を取れる
ようになっているので、これでホテル代の支払いはできるんじゃないかしら?」

チェコ人の館員がすぐにホテルに電話してくれて、私のサインがあればOKという
ことになった。ホテル代さえクリアすれば、1万円で2日間何とかやりくり出来る
だろう。私はお金を借りないことにした。大使館も本当に困っているようだった
から。

若い大使館員が「これでバッグのファスナーを留めてください。なかなか開かない
となるとスリは諦めますからね。二度も被害にあった人や、切り取られてバッグ
ごと持って行かれた人もいますから」とゼムクリップを私にくれた。

この人は本当に親切だった。
何かと評判の悪い日本大使館だが、こんなに一所懸命やってくれる人もいるん
だな。

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