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2005/07/31

NYのミュージアム(1)

どこでもミュージアム巡りは旅行の楽しみだが、個性的で中身の濃いミュージアム
がたくさんあるNYとなると、何から何まで見るわけにはいかない。

今回はまず新装成ったMoMAに行った。
それから恐竜の化石が壮観な「アメリカ自然史博物館」、ここは前回行けなかった
ので是非とも行ってみたかった。
スケールが大きいし、ビジュアルな展示で分かりやすい。
午前の開館と同時に入ったので館内は空いていて誰もいない展示室も多かった。
お子さん連れにオススメ。

でも最大の収穫は「フリック・コレクション」だ。
あまたあるミュージアムの中からここを選んだのは、フェルメールの作品が3点
あることと、所有者の遺言で作品の持ち出しが禁止されいている、つまりここで
しか鑑賞することが出来ないという理由から。

結局のところ、どの名画も日本に貸し出されるのはほんの一部でしかないのだが、
やはり門外不出という脅し文句は効く。そこに行かなければ見ることが出来ない
のだから、せっかくの機会を逃してなるものかと思ってしまうのだ。

でもどんな理由があれ、フリック・コレクションを見ることが出来て幸せだった。
フリック・コレクションはフリックという大金持ちのコレクションを集めた個人の
美術館で、その邸宅も鑑賞の対象になっている。大金持ちの邸宅ではあるけれど、
決して華美ではなく、随所に趣味の良さを感じさせるお屋敷だった。

入館は原則として成人限定で、無料で音声ガイドを貸してくれる。
日本語音声ガイドもあった。

入館者を大人に絞っているので館内は静かだ。
私も音声ガイドを全部聞いた。でも音声ガイドってのは良し悪しだと思う。
たしかに知識は増えるし、作品の背景を知ることが出来るので理解は深まるが、
聞くことにかなりのエネルギーを使うので疲れきってしまうのだ。

ここで印象に残ったのは数々の肖像画。
描かれた人物の性格、境遇、未来までもが、絵の中に閉じ込められているような
気がして、ハッとしてしまう。
それが名画といわれる所以だろうけど、やはり素晴らしい。

フリック氏は静かな風景画がお好みだったようで、そのあたりは日本人趣味に
合っているかも知れない。邸宅にはパティオもあって、そこでしばし休憩して
いると、まるでローマにいるような錯覚に陥るのだった。

このフリック邸にはカフェがなく、とにかく芸術鑑賞に専念するのみなので、
行く前にコーヒーなど飲んで英気を養ったほうが良いと思う。

ところで肝心のフェルメールだが、顔をくっつけるほど間近で見て、ちょっと
驚いたことがある。

フリック氏が最後に購入したと言われるフェルメール「「Mistress and Maid」
まるで絵画とは思えないほど綿密に色が塗られていて、何度見直しても筆の跡が
分からないのだ。まるで写真のよう。

筆のタッチがその絵の魅力という場合もあるので、こんなにも丹念に塗られる
ことに意味があるのか分からないが、私はこの絵を見てぜひ他のフェルメールも
見たいと思った。フェルメールの絵ってみんなこんなに綿密に塗られているのか
しら。

大阪のフェルメール展で「真珠の首飾りの少女」(別名、青いターバンの少女)
を見たが、まあ日本の展覧会にしては間近で鑑賞できたほうだけど、それでも
顔をくっつけて見ることは出来なかった。だからド近眼の私には筆遣いまでは
分からなかったのだ。

そんなこともあって、NYの最終日それも午後になって、急遽メトロポリタン
美術館に行くことにした。
SOHOで買う予定だったイヤリングが見つからず、チャイナタウンでがっかり
しながら昼食を食べていた時、いきなり思いついたのだ。

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