カサブランカ
ここのところ少し落ち込み気味だったので、心機一転と新宿を歩き回ってきた。
やっぱり新宿はいいね。私の肌に合っている。新宿復帰したいな~。
コーヒーショップで新聞を開くと、暗いニュースが目白押しだ。
とくに家族皆殺し事件が目につく。よくも悪しくも家族の存在って重いものだと、
親も子もない私はたじろいでしまうのだった。
景気停滞だの値上げラッシュだの年金入力ミスだのと、ろくでもない記事ばかりの
中に、少し参考になりそうな「一石二鳥 ホビングリッシュ」という特集があった。
「趣味や関心あることを英語で習う」というもので、各国料理を英語で習う教室
などが人気だという。たしかに何か目的があったら、英語学習も続けられるんじゃ
ないかしら。
私も英文を読むほうはそこそこ出来るんだけど、聴いたり話したりの会話が苦手
なので、ホビングリッシュのつもりで「名作映画で英会話」という雑誌を買って
みた。映画全編収録のDVDつきで1冊1300円と安い。
「ローマの休日」「嵐が丘」などスタンダードな作品が並んでいる中から、選んだ
のは「カサブランカ」
ウィキペディアによると、この映画は不滅の人気を誇るロマンスで、主役の二人
ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンは、それぞれ映画スターベスト
100(1999)の男性1位と女性4位に選ばれている。
私もカサブランカは何度か見ているし、年代を問わず誰にでも分かる正統派の内容
なので、字幕なしで見ても理解できるだろう。
カサブランカにはモロッコ旅行のときに滞在したが、映画の面影を残すところは
どこにも無かった。有名ホテルの片隅に「リックのバー」とやらがあったけど、
単なる観光カフェだったもの。
向こうに見えるホテル・ハイアットリージェンシーに映画をモデルにしたバーがある。
それにしてもハンフリー・ボガートは、ハンサムでもないし背も高くないのに、
どうしてあんなにカッコいいんだろう。
やっぱり時代が生んだヒーローなんだろうな~。
ハンフリー・ボガートときくと、「男はタフでなければ生きて行けない。優しく
なれなければ生きている資格がない」 という、ハードボイルドの有名なフレーズが
浮かんでくる。男は男らしく、女は女らしく、という時代だったんでしょう。
でも今の時代にこんなことを言う男性がいたらギャグのネタでしょうね。
残念ですけど
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