July 23, 2008

いろいろあるけど

昨日「女たちの中国」を見たときは、「戦争の時代に生まれた人たちは、何て不幸
なんだろう」と思ったけれど、だからと言って、今の暮らしが幸せだと言い切れる
人はそんなに多くないだろう。

戦争とはまったく違うけれど、生きて行く上でいろいろな困難があるからだ。
家族の悩み、健康の悩み、仕事の悩みと、その内容は人それぞれだけど、つらい
ことには変わりがない。

山も谷もあるのが人生だと、受けとめられれば良いんだけれど、まあそう簡単には
いかないよね。

私も心配していることがあるんだけれど、どうしていいか分からないので、ブログ
に書いてみました。読んでくれるといいんだけれど。

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July 21, 2008

中国に行ってこようかな

7月に連休があるなんてことは、すっかり忘れていた。

「AAのマイルが25000あるから、中国にでも行ってこよう」と思いついたのは、
連休の寸前だった。ところがAAのサイトを見ると、寸前の予約の場合100ドル
払わなくちゃならないと書いてある。それであっさり旅行はやめた。

仕事が変わったので、しばらくは長期の旅行ができない。

オリンピックが終わったら、AAのマイルを使って中国に行ってこようかな。
中国なら、まだまだ安上がりの旅が出来るから。
それにAAのサイトを見たところ、中国方面は10月1日から30000マイル必要に
なるようだ。だから20000マイルのうちに行ってきたいのだ。

中国行きとなると、AAと同じワンワールドに加盟しているJALを利用する
ことになる。JALが運航している中国の都市は、北京、上海、杭州、広州、
青島、天津、大連、厦門、西安(香港は30000マイル地域)などだが、この中で
まだ行ったことがないのは、広州、青島、天津、厦門の4都市だ。

(ほとんどマイル利用の無料航空券で行っている。マイレージって本当に貧乏人の
強い味方だわ)

Hangzhou_133
(中国でいちばん美しいといわれる杭州の西湖)

青島で青島ビールを飲んでこようかな。
それとも天津で天津丼かな~。(ちなみに天津に天津丼はないそうです)
でも「食は広州あり」って言うから、食い物ならやっぱり広州でしょうねぇ。

どうしようかなあ。

173
(上海)

思い立ったが吉日と、さっそくインターネットで調べてみた。
21日以上前にフライトの予約を入れないと手数料をとられるので、8月は
もう間にあわない。行くとしたら9月12日~15日の3泊4日になるわね。

広州周辺を調べていて、面白い世界遺産があることが分かった。
最近指定されたばかりの「開平の謎の洋楼群」だ。
ここからはマカオも近いらしい。ちょっと日程的にきついかもしれないが、
当たってみる価値はあるわね。

中国といえば、いまテレビで「女たちの中国」という番組をやっている。
想像を絶する時代だったが、あの時代を生き抜いて今も健在の山口淑子はすごい。
88歳とは思えないほど綺麗でしゃきっとしている。
女優であり政治家でもあったわけだから、当然といえば当然かも知れないけど。
あのイサム・ノグチが惚れ込んだのも分かるわ。

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July 19, 2008

少女マンガ

ネット新聞アサヒ・コムの「漫画偏愛主義」で、漫画家「萩尾望都」がとりあげ
られていた。

「24年組」(昭和24年生まれ)のマンガ家や、それより少し前の里中満智子、
池田理代子など、少女マンガのベースを作った人達は、現在もむかしと変わらない
活躍ぶりだ。

前の日記に「芸術家や事業家は年齢より若々しく元気」と書いたけれど、彼女達は
まさにそんなタイプの女性たちだわ。芸術家でもあり事業家でもあるんだから。

それ以前にも手塚治虫の「リボンの騎士」や水野秀子の少女マンガがあったけれど、
24年組前後に一気に花開いたって感がある。

作品だけでなく若きマンガ家たちに憧れて「自分もマンガ家になりたい」と思った
人も多かったんじゃないかしら。
私もその一人。でもすぐマンガ家には才能が必要と気づいて諦めたけど。

記事にあった萩尾望都の「あぶな坂HOTEL」はまだ読んでいなかったので、
今日さっそく買ってきた。
初期の代表作「ポーの一族」系列の、ふしぎ叙情の世界は、萩尾望都独特のもの。
萩尾望都自身はSFが好きみたいだけど、私はこちらのほうが好きだわ。

萩尾望都の作品はほとんど読んでいると思うが、私がいちばん好きなのはやっぱり
「ポーの一族」だな。この作品をはじめて読んだとき、少女マンガの世界が広がり
深まったって気がしたもの。

萩尾望都の作品はずっと私の本棚に並んでいたが、部屋のリフォームしたとき
ブックオフに売ってしまった。

他の24年組マンガ家では「少年愛」がテーマの竹宮恵子をよく覚えている。
そうそう最近立ち読みした週刊誌に、山本モナと一条ゆかりの対談が載っていた。
一条ゆかりも「花の24年組」だったのね。やっぱりマンガ家は息が長いわ。

大人になってからはマンガを見なくなったが、柏崎にいる妹が娘といっしょに
ずっと少女マンガを読み続けていて、最新マンガにやたら詳しかった。
東京にくると、有名スポットには目もくれず「大型書店めぐり」してマンガ本を
探していたっけ。

私は「ガラスの仮面」とか「王家の紋章」とか、評判になった連載モノを図書館や
マンガ喫茶でときどき読んだが、あんまりにも長すぎて、物語がどこまで進んで
今どうなっているのか分からなくなってしまった。

この二つの連載はまだ続いているのかしら?

ところで私が選ぶ少女マンガNO.1は、池田理代子の「ベルサイユのばら」だ。
萩尾望都のマンガとは対照的な作品だけど、主人公の魅力、構想の大きさ、華や
かさ、わくわくするストーリー展開、これぞ少女マンガの王道って感じ。

このマンガのおかげで、どれほど幸せな気分を味わったことか。
憧れの「オスカルさま」に会えると、首をながくしてつづきを待っていたっけ。

ところで「ベルばら」といえば、宝塚の舞台が有名だが、私はまだ一度も観た
ことがない。宝塚は好きなんだけれど。

思い描いていたオスカルのイメージが壊れるんじゃないかと、それがちょっと
心配だが、それ以前の問題としてそもそもチケットが手に入らないのだ。

今度機会があったら観にいきたいな~。

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July 18, 2008

新しい仕事(2)

複雑なレセプト計算はコンピュータがやってくれるが、入力間違いしたら何にも
ならない。薬剤の種類、服用方法、分量など、どれも神経を使うことばかりだが、
そのほかに加入している保険の種類や年齢なども重要なチェック項目だ。

ところで、ひとりひとりの生年月日を確認していて、私は「外見では、その人の
年齢はわからない」という事実を、しみじみ思い知らされた。
同じ年齢でこんなにも見た目が違うのかと、ちょっとショックを受けたほど。

今まで他人の年齢などあまり関心がなかったので、実際よりずっと若く見えるのは
女優さんくらいなものだと思っていた。

ところが生年月日と本人を確認するようになって、60代半ばの女性が40代の
女性より若く見えたり、逆に年齢よりずっと老けてみえる人もいたりで、老化の
スピードは(少なくとも外見の老化のスピードは)個人差がとても大きいのだと
知らされることになった。

これは、ちょっと、目からウロコが落ちるって感じだったわね。
この差はどこからくるんだろう?遺伝子?環境?気の持ちよう?

私は「気持」が大きいような気がする。
福田首相は72歳だけれど、誰も「お年寄り」なんて思わない。
よくも悪しくも政治家は気力が充実しているよね。
政治家以外でも芸術家や事業をしている人など、いくつになっても現役バリバリで
働いている人は元気だ。

でも「気持の持ちよう」といっても、現実の生活はいろいろ悩みも多いから、
そう簡単にはいかない。ふつ~のオバサンの私なんかは、無理をせず、小さい
楽しみを見つけて暮らすのが、一番いいんじゃないかと思う。
まあさし当たっては「旨い肴で美味しいお酒を飲むこと」かな。
(↑けっきょく、そこに行き着くのだった bottle  )

私が働いているところは新宿に近いので、周囲には小料理店や居酒屋が多い。
赤提灯がぶら下がっているのを見ると、仕事帰りについフラっと入りたくなる
お父さんの気持がわかるわ。

でもいくら「ひとりで飲む女性が増えた」と言っても、居酒屋にひとりでは入れ
ないよね~。男性なら何でもない光景だけれど。

001
我が家近くのこの居酒屋チェーン店は、いつもオジサン族で混んでいる。
女性の姿もチラホラ。日本橋となっているが、東京の日本橋ではないらしい。

ところで今週のAERAに「薬剤師は10年後に3割失業」という記事が載って
いた。薬剤師受難の要因のひとつが、まもなく実施される「登録販売者」という
制度だ。

まあ薬剤師にとっては困る制度でも、私にとっては薬剤の勉強をはじめる良い
きっかけになりそうだ。1年以上の実務経験が必要なので、これからボチボチ
テキストなどを読み始めて、来年あたりこの試験を受けてみようかな。
レセプトの仕事をする上でも、どっちみち薬の知識が必要なんだから。

今は週4日仕事をしているけれど(金曜日が休み)、曜日によって忙しさが違う
ので、そのうちに週3日勤務にしてもらって、残りの2日は、補助の補助のまた
補助でいいから、英文会計に関係する仕事がしたい。

無理かなあ‥‥。

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新しい仕事(1)

年をとっても出来るだけ働きつづけたいと思っているが、いくつになっても続け
られる仕事なんて限られている。

私が目をつけたのは、小さい病院や診療所の事務の仕事だった。
社会福祉法人の会計をやったことがあるので、病院会計にも多少興味があった。

でも病院の事務をやるにはレセプト作成などの医療事務が必須なのだ。
まったく未知の分野だったけれど、好奇心が「とりえ」の私は、考えることなく
通信教育を申し込んだ。(昨年のことです)
そして今年になって無事修了し、検定試験にも合格した。

でも現実は甘くない。
試験には受かっても、求めるのはどこも「経験者」なのだ。
ときたまある「未経験者可」なんてところも、「若い人だけです」とつれない
お返事。

でもここでくじけては、払った講習代がムダになる。
どこでもいい、経験させてくれるところを探さなくちゃあ。

そんなある日、「未経験者可」「パソコンができること」という条件の、調剤
薬局の募集記事が目にとまった。
病院ほど複雑ではないが、調剤薬局でもレセプト作成が重要な仕事なのだ。

さっそく面接に行ったところ、へんてこりんなテストを受けさせられ、その場で
採用が決まった。

001_2
本文とは何の関係もないけれど、私のマスコット、銀の「エケコ」です。
ボリビアのラパスで買いました。
富(と言ってもバケツとか傘とか)をいっぱい身にまとった「アンデスの福の神」
なんです。

こうして今月から、私の新しい仕事がスタートしたのだが、「未経験可」という
からしばらくは研修or見習いのつもりでいたのに、初日からいきなりパソコンの
前に座っての実践モードとなった。

パソコンには慣れているつもりだが、レセコン(レセプトコンピューター)なんぞ
まったくの未経験だし、本物の処方せんを扱うのも初めてだし、それより何より
調剤薬局の仕事自体が初めてなのだ。

それでも薬剤師の経営者は容赦しない。
「あーやって、こーやって、あーダメダメ、そこでENTER押しちゃダメ」などと
私のかたわらに立って、レセコンの操作方法をまくし立てるのだった。

「請求額がゼロなのに、請求書を印刷するな」
「この人は保険に入っているでしょ。自費になっているわよ」
「内服薬と外用薬とでは計算方法が違うでしょ」

「わたしは未経験者なのよ。そんなこと分かるわけないでしょ!」と、心のなかで
怒鳴る私だった。
一日目が終わったとき、疲れとミスできない緊張でクタクタになり、顔はむくんで
いた。

でも考えてみれば、安いとは言え賃金をもらって実践でレセコン学習をやらせて
もらっているんだから、感謝しなくちゃね。

おかげで2週間たった今では、複雑な処方でないかぎり、何とかひとりでやれる
ようになった。暗号みたいな薬剤の名前には、相変わらず苦労しているけれど。

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July 12, 2008

情念と情熱

「サンデー毎日」に我がふるさと柏崎の高柳町のグラビア記事が載っていた。
故郷ですごした年月より東京暮らしのほうが、はるかに長くなってしまったが、
やはり故郷は特別のところだ。

でも市内に住んでいた私はまだ高柳町に行ったことがない。
今度帰省したら、妹に車で連れて行ってもらおう。

この記事だけだったら立ち読みして終わりなのだが、高柳町のグラビアの次の
ページを見た私は迷うことなくサンデー毎日を買った。
そこには「イスタンブール地下宮殿」のメドゥーサの写真があったのだ。

イスタンブールを訪れたのは、いつだったろうか?

(↑ユーゴスラビアがまだ社会主義国だったころで、金賢姫が大韓航空爆破事件を
起こす前。イスタンブールから鉄道でユーゴの首都ベオグラードに行ったのだが、
その少し前に金賢姫が同じベオグラードに滞在していた)

Img_0001
イスタンブール、ガラタ橋の魚売り。

地下貯水池だったこの地下宮殿は、長いあいだ泥と水に埋もれていて、私が行った
時はやっとその泥水を取り除いて見学できるようにしたばかりだった。

観光名所のアヤソフィア大聖堂の前にいた私に、小学生らしき男の子が日本語で
話しかけてきて、「もっとすごい所がある」とここに連れて行ってくれたのだ。

ガイドブックにも載っていなかったので、あまり期待せずに付いていったのだが、
天井から水がポタポタと滴ってくる暗い地下宮殿に足を踏み入れたとたん、異様な
雰囲気を感じて背筋がゾクッとした。

それは、奥まったところにあるこの「メドゥーサの首」の情念だったのではないだ
ろうか。

この「メドゥーサの首」と「ホテルから見た夜景」の素晴らしさで、イスタン
ブールはいつまでも私の心に残る都市になった。

Img_0002
トプカプ宮殿は、目もくらむような宝石や黄金がギッシリ陳列されていて豪華絢爛
だったけど、トプカプ宮殿のハーレム(↑)は思ったより質素だった。

暗い情念のつぎは明るい情熱の話。

同じ週刊誌に「フーテンの寅さん」の特集もあった。
「自由でいたい。でも独りはいや」という寅さんに、現代人は共感したり憧れたり
するんだろうな。
あまたのマドンナの中で人気があるのは、高値の花的マドンナではなく、似た
ような境遇のドサ回りの歌手リリーのようだ。
私も同じかな~。人生の哀しさを共有しているって感じがするよね。

ズラッと並んだマドンナ女優を眺めていると、懐かしい気持と確実に時は過ぎて
いくんだという感慨がこみ上げてくる。
でもマドンナ役の女優のほとんどは、今でも現役で頑張っているんだから、立派
だよね。

マドンナ女優ではないけれど、最近テレビで加賀まりこと山本陽子のインタビュー
を見て、何よりもその外見の若々しさにビックリした。
二人とも60代半ばだろうが、どうも見たって30代だ。

女優だから若返りの整形をしているんだろうが、顔だけでなくスタイルも姿勢も
テキパキとした話し方も、とても高齢者というイメージではない。
(まったく関係ないけど、女優の整形手術代って必要経費になるのかしら?)

やっぱり心にハリのある日々を過ごすのが、老化防止のコツなんでしょうね。

山本陽子が親しくしていた宇野千代にふれ、
「いくつになっても、好きな人が出来たらすぐに飛び込んでいかなきゃダメと
宇野先生に言われたけれど、そういう訳にもいきませんよね~」と苦笑していた。

恋多き女性だった宇野千代は、その情熱があったからこそ98歳という長寿を
まっとう出来たんでしょうねぇ。

でも若い娘ならともかく、「いい年のオバサンに飛び込まれた相手の迷惑」も
考えなくてはね~と、晩年に撮ったと思われる宇野千代の写真を眺めながら、
思わず笑ってしまう私なのだった。

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July 10, 2008

ケータイ活用法

「MobileMarketing.JP」が、ケータイのアクティブユーザーを対象に行ったアン
ケートによると、8割以上の人がケータイ中心にインターネットにアクセスして
いて、9割以上の人がケータイを中心にメールを利用しているという。

ウルムチ旅行のとき、国際ローミングできる最新式ケータイを買ったというのに、
ケータイ音痴の私はその機能をほとんど利用していない。
インターネットもメールも、もっぱらパソコンを利用している。

社会の流れに取り残されている?>わたし

もちろんパソコンから相手のケータイにメールに送る場合もある。
そんな時は、用件だけ書くとかスペースを入れないとか改行しないとか、少々
気を使わなくちゃならない。

ケータイからパソコンにメールする場合は、何も気を使う必要がないのにね。

それにパソコンメールからみると、ケータイメールって味気ない気がする。
グダグダとグチを書いたり、噂話を書いたり、困りごとを書きつらねるなんて
こと、ケータイメールじゃ出来ないんじゃないかしら?

もっともケータイ小説なんてものがあるくらいだから、アクティブユーザーに
なれば自由自在に書けるのかな?

ともあれメル友でも出来ないかぎり、なかなかケータイを使いこなせそうにない
私なのだった。

そんな私だが「オサイフケータイ」としての携帯電話はフルに利用している。
ほとんどそのために持っていると言ってもいいくらい。

前の機種には「Edy」を入れていたが、いまは「Edy」はカードだけにして(パソ
コンからチャージしている)「iD」を入れている。
「iD」はチャージする必要がないから本当に便利だわ。もっと使えるお店が
増えてほしい。

マクドナルドで「iD」払いにすると無料コーヒー券をくれる。
ただでさえ安い(100円)というのに、無料コーヒー券までもらって、何だか
申し訳ない気がするのだった。(そういいながら、マクドナルドに関しては、
アクティブユーザーのわたし)

私の場合、Edy、iDよりも利用頻度が高いのが「Suica」だ。
新聞買うだけでも、コーヒー1杯飲むだけでも、気軽に「チャリーン」とやれる
ところが、電子マネーの良いところで、これで支払う習慣がついてしまうと、
お財布から現金を取り出すのがうっとうしくなる。

もちろん手軽さだけで電子マネーを愛好しているのではなく、第一目的はマイルを
貯めることだ。SuicaはJALカード、EdyはANAカードについている。

日々の小さな買い物でも電子マネーやカードで支払っていれば、チリも積もれば
山となるで、そのうちにアジア行き無料航空券が手に入る。

それだけが、ささやかな楽しみだ。

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July 06, 2008

異国で老いを迎える人々

7月5日の夕刊に「イギリス在住の日本人高齢者を支援する組織」を立ち上げた
日本女性についての短い記事が載っていた。59歳のこの人は、身寄りの無い人を
たずねて話し相手になったりしているという。

若い時は海外暮らしもいいけれど、年をとってくると、思いもよらぬ逆風が吹いて
くる。私の友人にも、イタリアに住んで30年以上になる人が数人いるが、同じような
悩みを抱えて暮らしている。

イタリア人と結婚し子供を育て、真面目に税金や社会保険料を納めてきた人でも、
不法移民と同じように見られてしまう。
今は移民排斥のムードが強いから、「どうして日本人の年寄りの面倒を私たちが
みなければならないの」と冷たい扱いを受けるという。

ひとり暮らしの日本人も多い。

イタリア在住の友人は「ここに住んでいる日本人は、病気になるとすぐに死んで
しまう。日本だったら治るような病気でも、お金がなくて病院に行けなかったり、
精神的に落ち込んで抵抗力がなかったりして、病気が重くなってしまう」と話して
いた。

もちろん日本に住んでいたところで、不安はいっぱいある。自分の将来が安泰だと
言い切れる日本人は、ほんのひと握りだろう。

それでも日本にいたら、貧乏でもそれなりに楽しみをみつけることが出来るし、
いちおう福祉もあるし、友人やパートナーを探すこともできる。
何よりここは自分の国だから、誰に気兼ねすることもなく住んでいられる。
外国ではそれが望めないのだ。

でも彼らの人生が、「気がついたときは、いつも手遅れ」の失敗人生だったとは
思わない。自分の気持に忠実に、張り合いのある人生を送ったのだから、決して
不幸ではないよね。

夕刊のイギリスの記事には「むかし通訳をやっていたような人でも、年をとると
英語が話せなくなって、入っている施設の人に叱られる」ということも書かれて
いた。

そんな話を読むと可哀想で胸が痛くなる。能力がある人だったろうに‥‥。
日本人同士コミュニティをつくって、助け合っていくというのが、いちばんいい
方法じゃないかしら。

~~~~~

永遠の都ローマ。
もしかしたら、そこで暮らしていた時よりも、たまに訪れるほうがその魅力を
実感できるのかも知れない。

できたら毎年行きたいけど、このところのユーロ高と燃料費高騰では諦めざるを
得ないわ。

Malta_117

数年前に行った時、朝のボルゲーゼ公園を散歩し、まだ準備中のカフェで
モーニングコーヒーを飲んだ。

Malta_118

ローマは散歩しがいのある街だ。


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July 05, 2008

CPA体験記(3)

受験からもう6~7年たっているので記憶違いもあると思うが、私が受けた試験の
中でも特にハードな体験だったので、肝心な部分はよく覚えている。

コンベンションセンターには体育館のような建物がいくつかあり、それが試験会場
になっていた。各会場には机と椅子がギッシリ並べられ、それぞれの席には受験
番号が書かれた紙と筆記用具それから電卓がおいてあった。

試験会場には何も持ち込めないと「注意書」に書いてあったので、小銭と受験票と
筆記用具だけを持って行った。それも会場に入る手前で係員に預けさせられた。

午前の科目は「監査論(Auditing)」で、試験時間はたしか3時間半だったと思う。

カリフォルニア州の受験要件では、最低2科目以上受験しなければならない。
でも多くの州では同時に全科目(4科目)を受験しなければならないので、
カリフォルニア州は条件が楽なのだ。
いくら財務会計以外は申し込むだけと言っても、受験料はバカにならないもの。

私の目標は「財務会計」だけだったので、同じ日に行われる「監査論」をセットで
申し込んだ。これなら一日で試験は終わるし、それに監査論は財務会計とかなり
共通する部分があるので、ちょうどよい予行演習になると思ったのだ。

試験開始30分くらい前には席につき、注意や説明が行われたが、何せ英語で
ペラペラ喋るものだから、ほとんど理解できなかったような気がする。

午前の「監査論」は軽く流しcoldsweats01、お昼をはさんで本番の「財務会計」に
臨んだ。ランチは会場内のワゴン販売でホットドッグとコーヒーを買った。

「財務会計(Financial Accounting and Reporting)」はCPA試験のメインの
科目なので、試験時間も4時間半と長い。
この間トイレにも行かず(もちろん行くことは出来るが、かなりの時間ロスとなる)、
ひたすら窮屈な椅子に座って問題と取り組まなければならない。
体調が悪かったら「エコノミークラス症候群」になってしまうわ。

最後のほうには「エッセイ」という問題があって、英語の短文で回答を書かな
ければならない。日本人はこの項目がいちばん苦手なんじゃないかしら。
私はできるだけ文章を少なくし、グラフなどを書いてごまかした。

でも4時間半の試験時間を長いとは感じなかった。
だって時間が足らず、全問題の回答はできなかったんだもの。

試験からだいぶたって「結果」が送られてきた。点数は75点。
合格点は75点以上なので、財務会計に関してはギリギリ合格したことになる。
好奇心で受験したにしては立派な結果だよね~。(←自己満足)

これで私のCPA体験は終わった。
その後日本商工会議所が主催している「国際会計検定(BATIC)」も受けて
みた。この検定は「アメリカ会計基準」に基づいて行われているので、CPAの
「財務会計」テストの内容とほとんど同じなのだ。
(英語と日本語の財務諸表の書き換えだけが異なる)

結果は757点と、CPAの点数とほとんど同じレベルだった。
いまBATICを受験したら、とてもこの点数はとれないだろう。
CPAテストの後だったから、BATICにも対応できたんだと思う。

CPAテストでは問題文を読み返している時間がないので、とにかくはやく
正確に一度で理解しなくちゃならない。
だから英語を読む力は向上したように思う。
英文会計のほうは、使う機会がなくてだいぶ忘れてしまったけど。

これからCPAテストを受けようという人に、私がオススメする学習方法は、
「Wiley CPA Exam Review 」という電話帳ほどの厚さの問題集を徹底的にやる
ことだ。

1cpaexamfinancebk08

この問題集には、本番の試験と同じような問題が載っているだけでなく、回答と
なぜそうなのかの解説が簡潔な英語で書かれていて、テキストを読むよりずっと
参考になる。
この本は丸善でも売っているが、Amazonなどネットで購入したほうがだいぶ安い。

「勉強したいけど、何をしたらいいか分からない」という人がいたら、騙されたと
思って英文会計を勉強してみてください。英語に慣れるだけでもメリットがあると
思うよ。

ところで日本商工会議所のBATICは国際会計検定と称しているが、正確には
アメリカ(USA)会計基準にもとづいている。「国際会計基準」というのは他に
あって、ヨーロッパや中国などが採用しているらしい。

日本はどうなっているのかな?
アメリカ会計基準は多少理解できたけど、日本の現状については分からない。
私がCPA試験で勉強した内容を、今日本が後追いしているって気がするけど、
最近さっぱり勉強しないから判断できないわ。weep

国際会計基準とアメリカ会計基準ってずい分違うんだろうか?
まあ日本はどっちみちアメリカ追従なんでしょうけど。

P.S. ところでCPA試験の受験方法は、その後だいぶ変わったようです。

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July 04, 2008

CPA体験記(2)

サンフランシスコからサクラメントまで、グレイハウンドバスで3時間くらい
かかっただろうか。6~7年くらい前の話なので、今はもっと便利になっている
かもしれない。

サクラメントは、州都とはいってもシスコより規模は小さく、緑の多い整然と
した都市だった。でも今は街をのんびり散策などしていられない。
バスターミナルの前でタクシーをひろい、住所を書いた紙を運転手に見せて、
何はさておいてもホテルに向かった。

015
(サクラメントはゴールドラッシュ時代に栄えた町で、その当時の町並みを保存
したオールドタウンがある)

013
(この鉄道博物館が有名なようだ)

州庁舎などがあるダウンタウンから車で15分くらい行ったところに、うっそうと
した森のようなコンベンションセンターがあり、近くには巨大なショッピング
モールもあった。このあたりはニュータウンというイメージ。

ホテルもここにあった。試験会場から徒歩で行けそうなところを、自分の勘を
たよりにネットでさがしたのだが、いつもは外れる私の勘も、この時だけは
当たっていた。

でもコンベンションセンターの敷地は広すぎて、おまけにこんもり生い茂った
木々に囲まれていて、どこから入るのか、試験はどこで行われるのか、見当が
つかなかった。

それで、ホテルに荷物をおいてから、さっそく探検にでかけた。
あっちこっち迷いながら、何とか入口を見つけ出したときにはホッとした。
ホテルからセンターの正面玄関まで、徒歩30分はみたほうが良さそうだ。

ホテルは、中庭をはさんで木造2階建ての棟がいくつか並んでいて、まるで
寄宿舎のようだった。見るからに安普請という感じで、竜巻がきたらこっぱ微塵に
吹き飛ばされそうだ。
でもアメリカに詳しい人によると、このようなモーテルがアメリカには多いんだとか。

建物は安普請でも、フロントのカウンターには無料コーヒーサービス、部屋には
キッチンとコーヒーセットが揃っていて、場所と部屋代を考えれば御の字だった。

このホテルの宿泊客は、試験を受けにきたアジア人、ビジネスマン、修学旅行の
子供の団体など、バラエティに富んでいた。

私はここに5泊したのだが、部屋でゴロゴロしていると勉強にならないので、
いつも午前中に北米最大というショッピングモールに行き、朝はカフェ、昼は
フードコート、午後はまたカフェで、問題集を開いていた。
でも居眠りしている時間のほうが長かったけど。

017
(フードコートで食べた日本食。ご飯だけが日本食らしい)

カフェの合間には、2階だてのショッピングモールを、すみからすみまで
歩き回った。おかげでインフォメーション係りになれるくらい、どこに何が
あるか覚えたわ。

このショッピングモールには、超がいくつもつくほど肥満の人たちがたくさん
来ていた。テレビでしか見たこともないような体型の人ばかりで、人間の身体が
あんなになってしまうのかとショックだった。

家族が運転する車に乗ってきて、モールの長い通路を杖をつきながら歩いたり、
ベンチに腰をかけたりして日がな一日過ごし、夕方家族が迎えにくるとまた車で
帰っていく。

このショッピングモールがなかったら、彼らは一日中家に閉じこもっているしか
ないだろう。動くのもやっとなのだから。
でもここなら、交通事故の心配もないし、食事もできるし、トイレもあるし、
いざとなったら助けてくれる人もいる。しかも無料で利用できる。
ショッピングモールにはいろんな利用価値があるものだと、感心した私だった。

こうして観光気分でぶらぶらしているうちに、試験日がやってきた。

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July 03, 2008

CPA体験記(1)

私は取り立てて優れたところはないけれど、(←これは自信を持って言える)
好奇心だけは普通の人より旺盛だと思う。

海外一人旅に出るのも、やっぱり好奇心のせい。
「まっとうな人間じゃない」と思う人もいるでしょうね。

それから、役に立つか立たないか考えもせず、いろんな通信教育を申し込ん
だりするのも好奇心のせいだと思う。

新聞広告を見て、いきなりその気になり授業料を振り込んでみたものの、教材が
届く頃にはすっかり関心がなくなり封も開けない、なんてこともあったwobbly

でもいろいろやっていると、少なくとも脳のトレーニングにはなるし、まったく
知らなかった知識も少しは身につくし、うまくいけば実益にもなるので、これ
からも貧乏人のムダ使いは続くだろうな~。

数年前に福祉施設で働く機会があった。
そのころから医療とか介護とかに関心があって、またこの分野は年齢に関係なく
ずっと働けるところが多いときいたので、できたら就職したいと思っていた。

でも医療関係となると、経理や総務事務だけでなく、レセプト作成などの医療
事務もできなくてはならない。それで昨年から某学館の通信教育を受けて、今年
何とか修了し、検定試験にも合格した。

これなんか、医療のシステムや用語など今まで無縁だった知識を得ることができ
たし、今度関連のある仕事をすることにもなったので、プラスだったいえる。

ところで私の通信教育歴のなかで、もっともお金と時間と労力がかかったのが、
英文会計の勉強だ。英語が上達する良い方法はないものかと考えて、思いついた
のが「英文会計」の学習なのだ。

でも日本には適当な講座がなかったので、USCPA(アメリカ公認会計士)試験を
ターゲットにし、4科目ある試験項目のうち、日本でも役に立ちそうな財務会計
(Financial Accouting & Reporting)だけを勉強することにした。
目標はCPAでなく英語の上達なのだから。

CPA試験は各州で受験資格などが異なるので(試験内容は同じ)、もっとも条件が
ゆるいカリフォルニア州で受験することにした。

ネットで申し込み、必要書類を郵送し、航空券の手配やホテル探しと、いろいろ
面倒だったけど、けっこう面白かったわ。

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サンフランシスコ

航空券はサンフランシスコまでマイルで貯めた無料航空券を使い、そこから試験が
ある州都サクラメントまではグレイハウンドバスで行った。

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シスコのグレイハウンドバスのターミナル。少し怖い雰囲気。

困ったのはサクラメントの情報が無かったこと。
観光地じゃないのでガイドブックには載っていないし、観光局に行っても何の
資料も貰えない。ホテルはネットで予約したが、その場所がどの辺なのかも分から
ない。現地についてから、タクシー運転手にまかせるしかないと観念した。

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June 30, 2008

フィレンツェの落書き

イタリア・フィレンツェの世界遺産「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」に
落書きした日本人が問題になっている。

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サンタ・マリア・デル・フィオーレ

そのうちのひとつ、高校野球の監督が新婚旅行中に書いた名前入り落書きが
インターネットに流れ、高野連が調査するという動きになって、この監督は解任
されてしまった。

もちろん、貴重な大聖堂に落書きするなんて非難されて当然だが、堂々と二人の
名前を書いたところを見ると、それほど悪いこととは思っていなかったのだろう。
まわりには世界各国の観光客の落書きがいっぱいあったのじゃないかしら。

そもそもイタリアには落書きが多い。

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フィレンツェの地図。これじゃ分かりません。

ローマの地下鉄なんぞ車体にもドアにもデカデカと落書きされている。

Himg0033
ローマの地下鉄。これは模様じゃなく落書き。

イタリアにも落書き禁止の法律があって、罰則もあるようだが、これほど多いと
いちいち取り締まってもいられないのだろう。

今回の日本の処置をイタリア人が聞いたら、なんて言うかしら?
「たかが落書きで解任?」とビックリするんじゃないかしら。

イタリアは犯罪に鈍感な国だと思う。
イタリアの現首相ベルルスコーニは、自分の汚職裁判を棚上げする法案を出すなど
何かと問題のある人物だ。こんな人物を3回も首相に選ぶんだから、イタリア人の
倫理観はいったいどうなっているんだと言いたくなるが、過去にはもっとひどい
首相もいたから、イタリア人からみれば特に問題ないのかも。

まあイタリアほど犯罪に寛容でも困るけど、日本はもう少し融通性があっても
いいんじゃないかしら。今回の高校野球の監督も、生徒の前で「愚かでした。
おおいに反省しています」と謝れば、それで良かったんじゃないかしら。
えらい組織が、自分たちの責任を避けるために、プレッシャーをかけたって
気がする。

悪意のある計画的な犯罪なら別だけど、にんげん誰でも過ちがあるんだから、
もっと大目に見てほしいと、グータラいい加減に暮らしている私は思うのだった。

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June 28, 2008

カサブランカ

ここのところ少し落ち込み気味だったので、心機一転と新宿を歩き回ってきた。
やっぱり新宿はいいね。私の肌に合っている。新宿復帰したいな~。

コーヒーショップで新聞を開くと、暗いニュースが目白押しだ。
とくに家族皆殺し事件が目につく。よくも悪しくも家族の存在って重いものだと、
親も子もない私はたじろいでしまうのだった。

景気停滞だの値上げラッシュだの年金入力ミスだのと、ろくでもない記事ばかりの
中に、少し参考になりそうな「一石二鳥 ホビングリッシュ」という特集があった。

「趣味や関心あることを英語で習う」というもので、各国料理を英語で習う教室
などが人気だという。たしかに何か目的があったら、英語学習も続けられるんじゃ
ないかしら。

私も英文を読むほうはそこそこ出来るんだけど、聴いたり話したりの会話が苦手
なので、ホビングリッシュのつもりで「名作映画で英会話」という雑誌を買って
みた。映画全編収録のDVDつきで1冊1300円と安い。
「ローマの休日」「嵐が丘」などスタンダードな作品が並んでいる中から、選んだ
のは「カサブランカ」

ウィキペディアによると、この映画は不滅の人気を誇るロマンスで、主役の二人
ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンは、それぞれ映画スターベスト
100(1999)の男性1位と女性4位に選ばれている。

私もカサブランカは何度か見ているし、年代を問わず誰にでも分かる正統派の内容
なので、字幕なしで見ても理解できるだろう。

カサブランカにはモロッコ旅行のときに滞在したが、映画の面影を残すところは
どこにも無かった。有名ホテルの片隅に「リックのバー」とやらがあったけど、
単なる観光カフェだったもの。

Img
向こうに見えるホテル・ハイアットリージェンシーに映画をモデルにしたバーがある。

それにしてもハンフリー・ボガートは、ハンサムでもないし背も高くないのに、
どうしてあんなにカッコいいんだろう。

やっぱり時代が生んだヒーローなんだろうな~。

ハンフリー・ボガートときくと、「男はタフでなければ生きて行けない。優しく
なれなければ生きている資格がない」 という、ハードボイルドの有名なフレーズが
浮かんでくる。男は男らしく、女は女らしく、という時代だったんでしょう。

でも今の時代にこんなことを言う男性がいたらギャグのネタでしょうね。
残念ですけどdespair

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June 23, 2008

鬱の力

旅の目的は人それぞれ、目いっぱい楽しもうという人もいれば、失意の旅に出る
人もいる。楽しむ旅は「どうぞご自由に」と言うしかないが、失意の旅となると、
余計なお世話と言われそうだが、オススメしたくなる場所がある。

そのひとつが「ポルトガル」だ。

Photo

かなり前になるが、ポルトガルを旅行中に「会社をリストラされたら妻からも
離婚を言い渡された」という40歳くらいの男性にあった。
彼はリストラよりも妻との離婚にショックを受けていて、

「リストラされる少し前に、妻と妻の母の希望でヨーロッパ旅行をしたんです。
そのためにお金もエネルギーも使ったんですよ。二人とも大喜びだったのに、
会社をリストラされたら手の裏を返したように離婚ですからねぇ」

と、すっかり人間不信に陥っていた。

彼は「ポルトガルは他のヨーロッパ諸国と違う」という大学の恩師の言葉を思い
出し、ふらふらと計画も立てずにやってきたのだという。そしてポルトガルは
それなりに彼を癒してくれたようだ。美味しい食事と美味しいワインを味わって
旅を続けるうちに、気持も少しずつ落ち着いてきたらしい。

Photo_2

「でもモノは考えようよ」と、私は他人事なので無責任に言った。
「リストラされたからと離婚を言ってくる女性なんて、打算的な人なんだから、
このまま一緒にいたとしても、いずれは破綻するに決まっているわ。そんな人と
慰謝料もなしに別れられたんだから、むしろラッキーだったんじゃない」

「そう言われれば、そんな気がしてくるなぁ」と男性は、少しばかり思考を転換
したようだった。

話は変わるが、最近の日本社会は、秋葉原の無差別殺人事件や10年連続
自殺者が3万人超など、暗い話が多い。
自殺の最大原因はうつ病といわれているが、「鬱の力」という本によると
(五木寛之&香山リカの対談集)「うつ病」と「鬱な気分」は分けて考えなければ
ならないという。誰だって失業したり失恋したりしたら、気持が落ち込むのだから。

この本のなかで印象的だったのが、「自分よりさらに境遇の悪い人を見て、自分は
まだまだ恵まれているんだ、ありがたい、と思えるのは、とても高い次元の精神
機能だ」という香山リカの言葉だ。

人の不幸で癒されるなんて何だか後ろめたい気もするが、自分よりもっと辛い立場
の人はごまんといるのだから、自分はまだ恵まれているほうだと心に余裕が持つ
ことが大事なんだと思う。

五木寛之によると、今の日本は「鬱の時代」に入っているので、「鬱」のままに生きる
べきなのだとか。

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June 21, 2008

スロバキア

今夜の「世界・ふしぎ発見!」は「驚きと絶景の宝庫 スロバキア」だった。

つい最近スロバキア旅行した女性から、スロバキアの首都「ブラチスラバ」の
美しい絵葉書をもらったばかりなので、「タイムリーだわ」とうれしくなった。

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この人は、ご主人が80歳というからそれに近い年齢だろうが、とにかく精力的に
海外旅行をされていて、そのたびに世界各地から絵葉書を送ってくださるのだ。
若い頃、まだ日本が海外旅行を解禁していない時代から海外で暮らしていた方
なので、外国はとても身近な場所なのだろう。

私もできるだけ長く海外旅行をしたいな。
そのためには脳と身体を鍛えておかないとね。
鍛えるといっても、お金のない私はスポーツクラブに行くことができないから、
日々の暮らしのなかで出来るだけ身体を動かすようにしようと思う。

この方も以前にお話されていたけれど、旅はただ単に楽しむためだけじゃなく、
疲れた心をリラックスさせたり、挫折した気持を切り替えたりしてくれる。
思いつめてうつ病になるくらいなら、パッと旅に出て方向転換したほうがいい。
(でもそんな旅ができる人はうつ病にならないかもねthink

絵葉書によると、ブラチスラバからウィーンまで車でわずか30分しかかからない
ようだ。ついこの間まで同じ国だったチェコのプラハも近いし、ブダペストも
近いとなると、旅心が刺激され東欧諸国の地方めぐりをしたくなる。

でも今の私の第一目標は「モロッコのアトラス山脈越え」だ。
まあ夏は暑すぎて無理だけど、今年の冬には何とか実現させたいと、格安航空券
サイトをのぞいてみたら、7月のカサブランカまでのチケット代が最低でも10万円
する。これに燃料サーチャージが加わるから15万円近くになるわね。

あ~あ出るのはため息ばかりと、またまた落ち込んでしまった。
原油高ともろもろの物価高は、何とかなるんでしょうか?>エコノミストさん

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June 18, 2008

酒は人生の友かな?

普段から「お酒が好き」と吹聴しているおかげで、お土産にお酒をもらうことが
けっこうある。先日韓国土産のお酒をいただいた。

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ハングルが読めないのでこのお酒について詳しいことは分からないが、どうやら
朝鮮人参とブルーベリーが入っているらしい。(ラベルを見れば分かるわね)
アルコール度が30度と高いので、オンザロックにして飲んでみた。
ちょっと朝鮮人参の匂いがして、いかにも健康に良さそうだ。

「金はなくても酒だけはある」という家庭に育ったので、子供の頃からお酒には
なじみがあり、もちろん今も日々の暮らしにお酒は欠かせない。

去年部屋をリフォームしたとき、それにあわせて食器棚を買い、その一部をお酒
ストックコーナーにした。これで不意の来客を気にすることなく保存しておけるわ。

現在のストックは、韓国酒と普段飲む安い芋焼酎、安い泡盛と泡盛古酒、それから
「千年の眠り」という高い麦焼酎、うららさんから教えてもらった奄美の黒糖
焼酎「奄美ブラック」、赤白ワイン、そして去年旅行したメキシコのテキーラと
盛りだくさん。これに時々日本酒も加わるから、やはり隠し戸棚は必要だわねhappy01

もっとも私の酒量はそれほど多くない。
女性の平均値よりはお酒に強いかもしれないが、どちらかというとお酒を飲む
ときのリラックスした気分が好きなのだ。

私はお酒とともにお酒をうたった詩も好きだ。
古今東西、酒をうたった名詩は多い。それも、どういうわけか哀しい詩が多い。

その中から‥‥

<涼州の詩 王 翰>
葡萄の美酒夜光の杯
飲まんと欲して琵琶馬上に催す
酔うて沙場に臥す君笑う莫れ
古来征戦幾人か回る

(私はとにかくこの詩↑が好き!)

<ペルシャ(イラン)の11世紀の詩人オマル・ハイヤームの短詩>
あわれ、人の世のキャラバンは過ぎて行くよ。
この一瞬をわがものとしてたのしもうよ。
あしたのことなんか何を心配するのか?
酒姫(サーキイ)よ!
さあ、早く酒盃を持て、今宵も過ぎて行くよ!

こんな詩をよむと、しみじみ「お酒が飲めてよかった」と思う。
お酒が飲めなかったら、この詩の雰囲気を味わうことが出来ないような気が
するから。

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June 14, 2008

わたしの「世界ふれあい街歩き」NY(3)

自由の女神やエリス島へ行くフェリーは、マンハッタンの最南端にあるバッテリー
パークから出る。

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また世界経済を牛耳るウォール街もこの近くにあるので、フェリーを下りてから
歩いて行ってみた。

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この日は休日だったので、ウォール街にビジネスマンの姿はなく、ひっそりとして
いた。

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NY証券取引所はウォール街の象徴であり、アメリカ経済のみならず世界経済の
中枢でもある。でっかい星条旗がかかげられたこの建物から、どれほどの成功と
挫折のドラマが生み出されたことか。

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でも最近は、豊富な物に象徴されるアメリカ型資本主義にも、翳りが見えるように
思える。経済にも株にも素人の私なので、きちんとした裏づけがあるわけでは
ないが、地球温暖化や食料品・石油価格の高騰など、日々暮らしのていくなかで
社会がきしんでいるような気がするのだ。

少し前にNHKで「ハゲタカ」という番組が放映された。
普段はあまりドラマを見ない私だが、この番組は面白くて、とくに大森南朋演じる
主人公の鷲津政彦をすっかり好きになってしまって、DVDまで買った。

こ番組で描かれていたのが、M&Aをしかける外資系ファンドの非情なやり方と、
そのために人生を狂わせてしまう一般の人たちだった。

このドラマがどれだけ事実に近いか分からないけれど、多くの人々の犠牲のうえに
ほんの一握りの人が大金を手に入れる社会なんて、いつか必ず破綻するような気が
する。

強がりでなく「そんな大金は欲しくない」と思うし、何もかも手に入れたいと
思ったらキリがないから、心が不安定になってしまうんじゃないかしら。
でもしょせん貧乏人の私に、金持ちの心理は理解できないわね。

ウォール街を抜け、9.11テロで大きな被害を受けた「グランドゼロ」まで歩いた。

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現場は片付けられ、衝撃的なテロを思わせるものは広大な空間だけだった。
アメリカはここにWTCよりも高層のビルを建てるという。
「力には力で対抗する」というアメリカらしいプランだが、そういう社会に危うい
ものを感じるのは私だけだろうか。

ともあれNYの街歩きは、今の時代についていろいろ考えさせてくれるのだった。

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June 05, 2008

わたしの「世界ふれあい街歩き」NY(2)

アメリカは車社会だが、NYだけは地下鉄やバス路線網が発達していて、一人でも
らくらく旅することが出来る。

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地下鉄のチケット販売機。

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この日は自由の女神見学をすることにして、まず地下鉄でフェリー乗り場まで
行った。

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フェリーに乗る人の長い列。

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フェリーの中では、自由の女神が被っているヘアバンドみたいなものを売って
いる。

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自由の女神を一度は見ておこうと足を運んだのだけれど、私はその後で行った
エリス島の「移民博物館」のほうに強い印象を受けた。

エリス島には移民局があり、移住を希望する人々はここで審査された。
その頃の施設や使われた品々、写真などが展示されている。

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みな命をかけてアメリカにやってきたのだ。
必死に生きようとする人たちの真剣な瞳が心をうつ。

アメリカ入国が認められても、その後の暮らしは決して楽ではなかった。
日系人には第二次世界大戦時の強制収容という試練もあった。

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今の日本もそうそう楽に生きられる社会じゃないし、いろいろ不足不満もある
けれど、生きるか死ぬかで海を渡った人たちや、否応なしに戦争に駆り出され
死んでいった若者たちのことを思うと、ぜいたくは言えないと思うのだった。

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June 01, 2008

わたしの「世界ふれあい街歩き」NY(1)

NHKの「世界ふれあい街歩き」をいつも楽しみにしている。
もともとはBSハイビジョンの番組なのだが、NHK総合でも日曜日の深夜に
放送するので、私はいつもこちらを見る。
もっと早い時間帯にしてほしいなあ。

私もこんな風に見知らぬ街をぶらぶら歩くのが好きだ。
世界のどこにも人々の暮らしがあり、ふつうの平凡な日々が繰り返されている。
そんな街角で、思いがけない光景を目にしたり、お洒落なレストランを見つけたり
しながら、観光名所に行くでもなく、これといった目的もなく、一日をすごす。

そんな「わたしの街歩き」をときどきご紹介します。
まずは、街歩きしがいのある「ニューヨーク」からです。

~~~~~~~~~~~~

NYはホテル代が高い。
安いところもあるが、治安に不安があったり、交通の便が悪かったりで、私の
ような一人旅にはふさわしくない。

そんな条件をいろいろ考えて決めたのが、韓国人街の中にある安ホテルだった。
安ホテルといっても1泊1万円くらいしたけど、マンハッタンのど真ん中で、
エンパイヤステートビルのすぐ近くという立地を考えればお得だ。

NYはご存知のとおり「民族のるつぼ」。
最近は「るつぼ」でなく「モザイク」などと言われているが、(つまり多くの
民族が溶け込むのでなく、それぞれ集団でかたまっている)どちらにしてもNYの
魅力はこの多民族性だと思う。

日本人にとって、コリアンタウンの有難いところは、食事に困らないという点だ。

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当然のことながら韓国料理店が軒を連ねているが、たいていのレストランは韓国
料理だけでなく日本料理もメニューに載っている。
どれが日本料理でどれが韓国料理かわからないアメリカ人もたくさんいるだろうな。

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私が食べた定食は、韓国料理らしくおかずが盛りだくさんで、おまけにお寿司や
味噌汁までついていた。

Usa2005_017

大きな民族街といえばチャイナタウンだ。世界各地の大都会には必ず中華街があり、
もちろんNYにも存在感たっぷりのチャイナタウンがある。
ただでさえ賑やかなのに、昨今の中国の経済成長の影響で、ますますエネルギッ
シュな街になっていた。

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チャイナタウンのすぐ隣にはイタリア人街の「リトルイタリー」がある。
中国とイタリアは私の2大旅行先。この二ヶ国の都市や街には何度も行っている
ので、NYでチャイナタウン&リトルイタリーに行くのをとっても楽しみにして
いた。

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でもリトルイタリーはチャイナパワーに押し捲られていて、何だかすっかり上品な
街になっていた。貧しい移民の代名詞みたいに言われていたイタリア移民も、
アメリカで富をたくわえ、すっかりメジャーになったんだなぁ。

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May 25, 2008

果てしない砂漠

ウルムチから北京行く飛行機では窓側の席をとって、ずっと外の景色を見ていた。
4時間のフライトのうち三分の二は黄色い砂の砂漠だった。

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ときどき見渡す限りの砂漠の中に、黒くまっすぐに伸びた線が見える。
道路だろう。こんな果てしない砂漠の中を車で行くのは心細いかぎりだが、
昔は道なき砂漠をラクダを引きながら歩いたのだから、もっと心細かったに
違いない。

砂漠というと「アラビアのロレンス」を連想する。
ロレンスが叫んだ言葉が印象的だった。
「砂漠は美しい!砂漠は清潔だ!」

あの映画で見たサハラ砂漠はたしかに清潔でロマンチックだったけど、眼下に
広がるウイグルのタクラマカン砂漠からは、「不毛の地」というイメージしか
伝わってこない。

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砂漠の中に残る山脈も、やがて砂に飲み込まれてしまうのだろうか。
ひたひたと押し寄せる砂の恐怖を目の当たりにした感じだ。

砂漠といえばもうひとつ、西新宿の新宿三井ビル「EPSON Imaging Gallery エプ
サイト」でやっている「三好和義写真展、迷宮の王国モロッコ」には、日本人が
思い描く「月の砂漠」そのものの写真が展示されている。

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どれもみな美しい写真ばかりで、しばしウットリとモロッコのエキゾチシズムに
ひたってきた。またモロッコに行きたいわ。今度こそアトラス山脈を越えたいな。

こうして旅計画がとめどなく膨らんでしまう私。
シルクロードの旅も実現させなくちゃならないし、あ~もっとお金と時間が欲しい!

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May 24, 2008

中国、消えたコイン

中国旅行から帰国するとき、中国元の紙幣とコインを残しておく。

むかし香港でビザをとって成都に行ったとき、いちおう国際空港だったのに
両替所は係りの人が不在の開店休業状態で、本当に困った思い出がある。

その反省から、ある程度の元を次回の中国旅行のために残しておくことにしたのだ。
今回はバス代用の1元コインもだいぶ持って行った。

市内バス料金は、経済成長が著しい沿岸部が2元、四川省など内陸部が1元という
ケースが多く、それ以上払ってもおつりはくれない。だからコインは出来るだけ
とっておくようにしていた。

ところが今回行った北京でもウルムチでもコインが見あたらない。
バスの料金箱に入れるのは皆1元紙幣ばかりだ。
(ちなみにウルムチのバス代は0.9元なので、いつも0.1元寄付することになる。
どうして1元にしないのかしら?)
北京空港の公衆電話もカード式でコインの挿入口はなかった。

コインはもう流通していないのかしら?
私はけっきょく持って行ったコインを使わずじまいだった。
コインに使う金属を節約しているのかな?

海外旅行に必ず必要となるのが両替だ。
最近はATMが普及して、カードがあれば旅行できるようになった。
でもこのATM、国によっては信頼性が低いところもあるらしい。

旅友だちのマリさんがメキシコでATMにカードを差し込んだら、吸い込まれた
ままカードが出てこないというトラブルがあった。
マリさんは語学の達人だから対処できたけれど、私なんかがそんな目にあったら
ただただうろたえるだけだろう。

イタリア語では、そんな場合を「マンジャーレ」と言うんだとか。
マンジャーレ「食べる」‥‥そのまんまじゃないの。
やっぱりラテンな国に多そうだなあ。

そんな話を聞いてからは、ATMでお金をおろすとき、必ず営業中の一流銀行(!)で
ATMを利用することにした。いざとなったら、銀行員を呼ぶことが出来るから。

Img_1428
ウルムチ中心部にある立派な中国銀行。ここのATMを使った。

ところでATMから現地通貨をゲットするといっても、どこでもスンナリいくとは
限らない。私の印象では、中国は国際カードでお金をおろせるATMが街中に
あふれているが韓国では少なかった。
もちろん韓国人が利用しているATMはいくらでもあるけど。

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May 18, 2008

ウルムチ街歩きスナップ

トルファン行きを諦め、その代わりウルムチをいろいろ廻ってみることにした。
と言っても実質滞在2日間だから、路線バスに乗って市内を見たり、近い将来
行くつもりの「シルクロードの旅」にそなえて、駅やバスターミナルを下見する
程度だけれど。

そんなウルムチのスナップショットをアトランダムでアップします。

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歩道を走る車。中国の歩道は広い。でも車が平気で割り込んでくるのは困る。

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路線バスでウルムチ駅に行ってみた。列車の時刻が電光掲示板で表示されていて
分かりやすそう。ここから寝台列車に乗って庫車とカシュガルに行きたい。

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トルファンは「南郊バスターミナル」から長距離バスに乗る。
そのバスターミナルに行くつもりが、降りそびれて、終点の操車場まで行って
しまった。乗客が誰もいなくなってヘンだな~と思っていたら、バスのたまり場で
下ろされてしまった。
でもその帰りに近代的ビルのターミナルを見つけたけど。

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羊肉市場行きのバスで終点まで行ってみた。ここには完全にウイグルの世界だ。

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モスクは美しい建物だ。

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これもモスク?

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ウイグル語、ロシア語(?)、中国語、英語で書かれたホテル名。ウルムチは
他民族都市だ。

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日語培訓部は日本語教室ってことかな。

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清真(イスラム)のとなりのテキサスバー。

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May 17, 2008

四川大地震と少数民族

四川大地震は、険しい山間部に暮らす少数民族に、はかり知れない被害を与えた。
このあたりは「中国の秘境」といわれているが、最近はその秘境ならではの美しい
自然が評判となっていて、観光客がおしよせている。

世界遺産も多く、今回の地震の震源地「青城山と都江堰水利(灌漑)施設」それから
「楽山大仏と峨眉山」「九寨溝」「黄龍」「 四川ジャイアントパンダ保護区群 」がある。

四川省の省都「成都」は三国志の蜀の都であり、またチベットへの玄関口にも
なっていて、私もいちど行ったことがある。

でも昔からここで暮らしていうる人々にとっては、秘境でも何でもなく、先祖代々
文化を積み上げてきた生活の場なのだ。
観光客である私はそのことを忘れて、「はるばる、こんな僻地までやって来た
なあ」と感慨にふけってしまうが、考えてみれば傲慢なことだよね。

そのかけがえの無い土地や生活手段を地震で失ってしまった人々は、これから
どうなるんだろうか?

先日行った新疆ウイグル自治区も、少数民族が長い歴史を築いてきた土地だ。
私が訪れたのはウルムチだけなので、ウイグルやその他の民族の暮らしぶりや
気持を知ることは出来なかったが、たぶん都会よりも地方のほうが漢族に対する
反発は強いのではないかしら。

中国経済成長の波及効果で、ウルムチに住む少数民族の人たちも、便利な都会
生活を楽しんでいるように見えた。もちろん漢民族に対する反発や不満はあるだ
ろうが、ほんの2~3日滞在しただけではそのへんのところは分からない。

写真は、ウルムチで撮らせてもらった人々。

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イスラム教の女性にカメラを向けることはタブーなので、美しいウイグル女性の
ポートレートが無いのは残念。でもそこは中国なので、イスラム国家のような
厳しさはない。この女性に「子供の写真を撮ってもいい?」と聞いたら、よろ
こんでカメラのほうを向いてくれた。

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市場でざくろジュースを売る男の子。「写真を撮ってもいい?」とカメラを見せ
たらニッコリ笑ってくれた。

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この男性は自分から「写して」と言ってきたので、あまり気が進まなかったが
シャッターを押した。

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私としては、こういう男性のほうを撮りたかったんだけどね。bleah

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夜市などがある地域の学校帰りの子供たち。だいたいどこでも子供は写真が好き。
でも時にはお金を要求してくる途上国の子供もいる。

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May 11, 2008

ウルムチB級グルメ

旅の楽しみのひとつは食べ物だ。
欧米のお洒落なレストランは一人では入りにくいが、その点アジアはフードコート、
大衆食堂、屋台があちこちにあるので楽だ。

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お昼の二道橋市場はどこも同じようなメニュー。
店頭では大きなお鍋でピラフをつくり、そのかたわらでシシカバブを炭火焼し、
肉まんを蒸している。

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現地の人たちで大混雑の食堂に入って、「店の前で作っているピラフ」を注文
したかったのだが言葉が通じず(席が2階だったので、下で作っているピラフと
指差したがうまく伝わらなかった)けっきょく肉まんを食べるはめになって
しまった。

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これで5元(75円)

ウエイターの青年がこれでいいのか心配そうに聞いてきたので、「OK」と答えた
けれどね。料理の写真がガイドブックに載っていたのだから、それを指差して
注文すべきだったと、いつも後になって反省する私だった。
まあ肉まんが美味しかったから良かったけど。

シシカバブを食べながら歩きたかったが、ここでは買い食いが禁じられている
のか、必ず店のなかに入れという。
2~3本しか食べないんだから、いちいちテーブルにつくのは面倒くさいよね。

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ホテルに向かう道の途中ちょっと横道に入ってみたら、こんな夜市の通りに行き
当たった。

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でも今は冬なので夜市はやっていないようだ。観光客がいないから仕方ないけど、
残念だなあ。

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夜市はやっていなかったが、こんなバラック仕立ての一杯飲み屋があった。

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シシカバブが美味しそう。ここなら立ち食いしても大丈夫らしいので2本食べた。
バカうま。もう何本でも食べられそうだ。この旅いちばんのグルメだったわ。

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バラック小屋のなかではビールなど飲んでいるようだ。イスラム教徒なのにビール
飲んでいいのかね?ここは中国だし、軽いお酒ならいいのかも。
ひとくちにムスリムといっても国や地方や宗派によって千差万別なので、先入観に
とらわれないようにしないと。

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May 10, 2008

ウルムチを歩く

博物館を出てからは地図を片手にひたすら歩き、ウルムチの中心地「紅山」まで
行った。

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奥のほうに紅山が見える。

この紅山に上がるとウルムチ市内を一望できるうようだが、このあたりはやたら
工事中でどこが上り口か分からなかったので、紅山登山は諦めた。

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ここにも大きなスーパーマーケットがあったので、しばらくブラブラ歩き、それ
からバスでウイグル人の街「二道橋市場」に行った。

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他の地域でもウイグル人の姿をけっこう見かけたが、ここ二道橋市場は歩いて
いる人のほとんどがウイグル人だ。
ここに来るとアラブの市場に紛れ込んだような気分になる。

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国際バザールには物産やお土産品などいろいろなお店が入っており、地下には
チベット問題で攻撃の的となった「カルフール」がある。
私が行ったとき、ウルムチのカルフールは平穏だった。
まあここはウイグル人の街だから、さすがの漢民族も騒げないんだろう。

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ここにもケンタッキーフライドチキンがあった。
どうして中国のファストフードはKFCだけなんだろう?他の地域でもKFC
ばかりだった。何か事情がありそうに感じるのは私だけ?

広い店内はウイグル人家族でいっぱいだった。若い人たちは携帯電話で会話に
熱中している。片手にケータイ片手にコーヒーカップなんて、若者文化は世界中
同じなんだな~と感心する。
客席はウイグル人ばかりだが売り子はみんな漢族で、ちょっと違和感があった。
カウンターで注文していた男性は英語を話していたから、地元の人ではないらしい。
アラブ人かインド人の風貌だった。外国人も商売でやってくるのだろう。

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交差点の銀行の周りには男性がたくさん集まっていた。
この人たちは何をしているのかしら?翌日もショッピングと食事をしにこの街に
来たのだが、やはり男性たちがこの交差点に集まっていた。

カルフールにも入ってみた。

中国のスーパーは売り場に入る前にバッグなどを預けなければならない。
カウンターに人がいて預かってくれるところもあるが、カルフールはロッカーに
入れる方式だった。

いくつか並んだロッカーの中央にあるボタンを押すと、番号とバーコードが印刷
されたレシートが出てくる。その番号のロッカーのキーが解除されているので、
その中にバッグを入れてドアを閉める。

取り出すときは、バーコードを読み取り機にかざすだけ。該当のロッカーが開いて
バッグが取り出せる。

これならコインもいらないし鍵もいらない。暗証番号を忘れる心配もない。
レシートをなくさないよう気をつけるだけ。

ロッカーがふさがっていると困るけど、たくさん並んでいるし、買い物をすませた
お客が次々戻ってくるので、少し待てばすぐに空いたロッカーが見つかる。

これはなかなか便利な方法だと感心した。フランス方式なのかしら?

もっとも最初からスムーズに利用できたわけじゃない。
実を言うと、私がどうやっていいか分からずにウロウロしていたら、買い物客の
若い女性がみんなやってくれたのだ。

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新疆ウイグル自治区博物館(2)

博物館の開館予定時刻がまた遅くなったが、もうスーパーマーケットに行く気に
もならないので、ゲート前で待つことにした。
そうこうしているうちにだんだん人が集まってきて、オープンする頃には長い
行列が出来ていた。

入館待ちの行列のなかには少数民族の人もかなりいた。これは少し意外だった。
チベットのラサでも同じように立派な博物館に入ったことがあるが、そこでは
まったくチベット人を見かけなかった。もっともチベット人だけでなく入館者
自体がほとんどいないという状態だったけど。
入場無料で日曜日ということで、新疆博物館は入館者が多かったのかも知れない。

1階ではシルクロード各地で発掘された品々が陳列されている。
私がもっとも行きたい庫車(クチャ)のコーナーには、少しばかりの発掘品と
鳩摩羅什の銅像の写真があった。

玄奘三蔵も鳩摩羅什も、私が描くイメージは高僧というより若き探険家だ。
その足跡をたどるのは無理としても、シルクロードに行ったらせめて二人の面影を
しのびたいわ。

2階では現代新疆美術展をやっていて、少数民族をテーマにした絵画がたくさん
かかっていた。現代美術といっても何を描いたのか分からないものではなく、
美しいウイグル女性や人々の生活をテーマにした真っ当な(?)絵ばかりなので、
観光案内をみるような感覚で気楽に鑑賞できた。
入館者に少数民族が多いのは、この展覧会があるからかも知れない。

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これは博物館ではなくウルムチ市内の画廊。街歩きは楽しい。

それから「中国共産党の歩み」の部屋もあった。
ラサの博物館もこの手の宣伝啓蒙展示が多かったが、チベットが中国のものだと
出張するような展示物ばかりで、しらけてしまったのを覚えている。
これじゃチベット人は見に来ないよね。

2階には新疆ウイグル自治区博物館の売り物がある。「楼蘭の美女」と名付け
られたミイラだ。
普通の展示室のほか「楼蘭の美女」など何体かのミイラを陳列している部屋が
あるのだが、その部屋のドアは閉められていて、かたわらでは男性スタッフが
椅子にすわって見張っていた。

私がうろうろしていると、すかさず日本語を話す女性がやってきて、「ここに
入るのに1グループ100元かかります」という。
「1グループといっても私は一人なのよ。じゃ私一人で100元を払わなくちゃ
ならないの?」すると女性は見張りの男性に何か聞いて、100元払わなくちゃ
入れないと答えた。
「この間日本人が二人きて、二人で100元払って見て行きましたよ。そのとき
一緒だったら良かったのにね」などと言われても、どうしようもないじゃないか。

私はキッパリお断りした。100元といえば1500円くらいだから、日本の
展覧会料金と比べればそう高い金額ではない。わざわざウルムチくんだりまで
来たんだからと払う日本人は多いのだろう。

でも「楼蘭の美女」を有名にしたのは日本のマスコミではないか。
つまり日本人にだけ特別に有名なのではないかしら。
私が行った時も新疆博物館には中国や欧米のグループが入っていたが、このミイラ
展示室に入る人は一度も見かけなかった。

ミイラ見学をしなかった理由は他にもある。
例え入場料が10元だったとしても、ひとりでミイラが並ぶ部屋に入るのは気が
すすまなかった。自分ひとりのために部屋をあけてもらっても、じっくり見学
する気になれるかどうか。

それに、今回のウルムチ旅行はいわば下見のようなもの。
いずれまた時間をとってシルクロードの旅をするつもりなので、今度来たときに
気が向いたら「楼蘭の美女」と対面することにしよう。

「ミイラならエジプトでもペルーでもたくさん見たからいいわ」と言って立ち
去ろうとしたら、日本語ペラペラの女性は「こっちに来て」とミイラの向かいの
部屋に私を連れて行った。

そこは見るからに高価そうな絨毯がぎっしり並べられた豪華な部屋だった。
女性はそこで「楼蘭の美女」目当てにやってきた日本人に絨毯を売り込む係だった
のだ。

たしかにチラッと見ただけでも重量感も芸術性もたっぷりの絨毯ばかりで、ただ
眺めるだけで